健康管理もNFTで行う時代に!あらゆるデータを管理・有効活用する事例をご紹介

健康管理もNFTで行う時代に!あらゆるデータを管理・有効活用する事例をご紹介

アートや音楽、スポーツなどさまざまな分野で活用されてきたNFTですが、最近では医療分野で活用する動きも活発になってきました。この記事では、健康分野でNFTを活用するメリットや、企業による活用事例をご紹介します。

健康管理とNFT

ここでは、健康管理にNFTを活用した事例を一つ、見ていきましょう。

医療でのデジタルトランスフォーメーション(DX)を手掛けるヒューマンスデータは、特定非営利活動法人である医療福祉クラウド協会などと連携し、健康データをNFT化することを公表しました。

健康データをNFTにするメリット

健康データをNFTにすることには、メリットがあります。

高い安全性が求められる個人情報を改ざん耐性の強いNFTにすることで、事業会社や健康保険組合間でのデータの移動を円滑にできると考えられているのです。

売買だけではないNFTの使い方

売買されることも多いNFTですが、この事業においてはほかの使い方が想定されています。

具体的には、健康保険組合が、健康診断データを匿名化したうえで収集・ビジネス利用することを想定。それ以外にも、保険会社が、顧客の健康増進に伴い保険料を下げる医療保険を開発する際の活用が想定されています。

健康管理と保険NFTの関係性

健康管理と保険NFTの関係性にも注目が集まっています。

たとえば生命保険の領域では、メタバース上でのゲーム要素を取り入れた、健康増進サービスなどの保険周辺サービスの開発が模索されています。

そして、メタバース上のモノの所有権を示す方法として、現時点ではNFTが有効な方法の一つと考えられているのです。

健康関連NFTの事例をご紹介

最後に、健康関連NFTの事例を3つご紹介します。医療分野におけるNFTの活用への理解が深まるきっかけになりますので、ぜひ参考にしてください。

NFTなどを活用したWeb3ヘルスケアエコシステム構築

トークンエコノミー関連で豊富なノウハウを持つ株式会社HashPaletteと、パーソナルトレーニングを中心に事業を展開するRIZAPは2023年5月、Web3ヘルスケアエコシステム構築に向けたプロジェクトをスタートさせました。

Web3ヘルスケアエコシステム構築により、日本社会の持続的な健康増進を図るとのことです。

このプロジェクトでは、HashPaletteが開発・提供主体となって、HashPalette開発のNFT特化ブロックチェーン「パレット(Palette)」上で構築予定。

RIZAPは同事業の監修とマーケティング支援などを行い、将来的にはRIZAPが提供する各種サービスとの連携も検討していく意向です。

2024年に初期リリースとして、「Move to Earn」「Workout to Earn」(運動して稼ぐ)のプロダクトのリリースを予定。同プロダクトは、GameFi(Game(ゲーム)とFinance(金融)の要素を掛け合わせたブロックチェーンゲーム)によるユーザーの健康増進モチベーションの持続と向上を目指したものであるとしています。

NFTを活用して個人の医療健康情報を管理

ブロックチェーン関連プロダクトの開発を行う暗号屋は2023年3月、自己採血キットによる郵送検査サービス提供のセイブエクスパーツ(SaveExpats)と業務提携することを発表しました。

両社は今回の提携により、所有者だけが閲覧できるNFTを使い、個人の医療健康情報を管理する事業を開発するとのことです。

これまで医療健康情報は、医療機関や企業、自治体などがそれぞれで管理しており、その際に大量の個人情報管理コストと個人情報漏洩リスクが伴っていたといいます。

今回の事業を通じて、医療情報を取り扱う事業者が患者個人に検査結果をプラットフォームなどの第三者を介さず送れるようにすることも目指す意向です。

加えて、プラットフォームでの管理においてベンダー(販売業者)にかかっていた個人情報管理コストや情報漏洩リスクを軽減するための実証実験を行っていくとしています。

精巣がんの予防にNFTを活用

精巣がんは若い男性が特にかかる可能性の高い病気ですが、早期に発見されれば治癒率の高いがんです。本来早く見つかれば治るはずの精巣がんで苦しむ人を少しでも減らすために、「Non-Fungible Testicles(代替不可能な睾丸)」と呼ばれるプロジェクトが始まりました。

同プロジェクトは命を救うことにつながるといいます。なぜなら、「Non-Fungible Testicles」というNFTの購入によって、人々が精巣がんの予防に取り組めるからです。

NFTの購入者はゲームに参加でき、ゲーム内では定期的に自身の睾丸の状態をチェックすることで、レアなボーナスや報酬が手に入るようになっています。

ゲームを通じて、参加者は自然と健康状態をチェックする習慣が身についていき、結果的に精巣がんの予防につながるという仕組みです。

まとめ

NFTは環境への影響などの問題も指摘されていますが、医療分野で活用することで、人間にとって良いインパクトをもたらす可能性があるのも事実です。今回紹介した事例のように、医療分野とひと言でいってもその活用方法は無限にあり、それぞれの企業・医療機関に合った形でNFTの活用が広がっていくかもしれません。

今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。

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