世界初のNFT?ダンスアーティスト「Miyu」のダンスパフォーマンスアートがNFTになり販売開始!

世界初のNFT?ダンスアーティスト「Miyu」のダンスパフォーマンスアートがNFTになり販売開始!

2021年に入ってから急速な盛り上がりを見せているNFT(非代替トークン)。NFT市場ではこれまで、デジタルアートやゲーム内アイテム、デジタルカードなどの取引が多数を占めていました。そんななか、これまでにはないNFTが注目を集めています。今回は、世界初のNFTとして注目されている、ダンスパフォーマンスアートのNFTの特徴に迫っていきましょう。

ダンスパフォーマンスがNFTに

8月10日、ダンスアーティスト「Miyu」によるダンスパフォーマンスアートの「FREEDOM」がNFTになり販売が開始されました。Miyu氏は、世界最高峰のバトル大会で優勝したり、Instagramで公開した動画が230万回以上再生されたりするなど、国内外で活躍するダンスアーティスト。世界的に有名なNFTマーケットプレイス「OpenSea」にて、8月31日までオークション形式でこのNFTは販売されます。

出典:Miyu OFFICIAL WEBSITE

今回のNFTの制作は、新型コロナウイルスの影響で活動に大きな制限を受けているダンサーの収益化支援を目的にしたもの。株式会社ギークピクチュアズ株式会社ODORIBAの協力のもと、株式会社レシカによるブロックチェーン技術の提供もあり実現しました。

株式会社ギークピクチュアズは、あらゆる映像コンテンツの企画・制作をはじめ、イベントやキャンペーン、デジタルコンテンツなど、すべてのプロジェクトを一貫してプロデュースする企業です。株式会社ODORIBAは、ダンスに特化したエンターテインメント・クリエイティブエージェンシーとして、ダンス関連のイベント企画制作・演出、PRや、ダンサーのマネジメント・キャスティングなどを手掛けています。Miyu氏は株式会社ODORIBAに所属するダンスアーティストの1人です。

国内外で活躍するダンサー「Miyu」が描くアート

Miyu氏が描いたアート「FREEDOM」は、華麗なステップにより生み出される「ダンスパフォーマンスドローイング」を収めたもの。「絵の具を使ったステップによるドローイング(描画)」と「自由の象徴である虹」をテーマに制作されました。

出典:株式会社ODORIBA

海外ではダンスパフォーマンスをNFTにして販売

日本ではMiyu氏の事例のように、ダンスパフォーマンスと、そのパフォーマンスによって描かれるアート「ダンスパフォーマンスアート」がNFTとなり販売されました。一方で海外では、ダンスパフォーマンスそのものをNFTにして販売されています。

2021年3月には、米国の著名なストリートダンサーであるSnap Boogie氏が、ダンスパフォーマンスのNFTを出品することがわかりました。仮想通貨「エンジンコイン(ENJ)」を発行しているシンガポールの企業「Enjin」が運営するプラットフォームを活用して、このNFTは作成されたとのこと。今回日本で発表されたMiyu氏のNFTと同様に、パフォーマンスアーティストを支援する狙いがあるようです。

複数のNFTが作成されたなかでも最初にNFTにしたのは、Boogie氏の「SpeedyWalkovers」という動作。米国のプロバスケットリーグ「NBA」のハーフタイムのショーなどの大きなイベントで、Boogie氏はこの動作を披露してきました。購入者はNFTの所有権を得るだけではなく、Enjinが提供するテレビゲーム「AlterVerse」で、動く絵文字としてこのNFTを使用できるということです。

まとめ

NFTマーケットプレイスでこれまで主に取引されてきたデジタルアートやゲーム内アイテムなどだけでなく、今回ご紹介したようなパフォーマンスもNFTとして取引されるようになってきました。アーティストの表現の幅が広がるNFTは、新型コロナウイルスなどの影響で苦境に立たされる業界の支援につながり、今後アーティストの新たな活動方法として定着していくかもしれません。

今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。

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