(この記事は2022年01月20日に作成されました。)
2022年01月13日~2022年01月20日でのNFT全体の売り上げ(ETH取引量)を1~15位でランキング紹介しています。また今週の大きく売り上げを伸ばした注目のNFTについても解説していきます。
今週はERC721Aという独自規格の「azuki」プロジェクトNFTについてご紹介していきます。
- 1. 1位 Meebits
- 2. 2位 Terraforms
- 3. 3位 Loot
- 4. 4位 CryptoPhunksV2(クリプトファンクスV2)
- 5. 5位 Bored Ape Yacht Club(退屈な類人猿)
- 6. 6位 Axie Infinity (アクシーインフィニティ)
- 7. 7位 Mutant Ape Yacht Club
- 8. 8位 CryptoSkulls
- 9. 9位 C-01 Official Collection
- 10. 10位 azuki
- 11. 11位 Lil Heroes(リルヒーローズ)
- 12. 12位 HAPE PRIME
- 13. 13位 The Sandbox(サンドボックス)
- 14. 14位 xrabbits
- 15. 15位 World Of Women
- 16. 「Azuki」プロジェクトとは
- 17. ERC721A という独自規格を持っている
- 18. 複数のNFTをmintする際の手数料を削減
- 19. 「Azuki」プロジェクト まとめ
1位 Meebits
➡ 前回ランク 1位 (+428.92%)
前回同様、メタバースで使用できるアバターの Meebits が連続して首位!今年はメタバースの年なのか?
メタバース上で利用できるNFTの3Dキャラクターです。
NFTゲームやほかのアニメーションソフトにインポートすることも可能です。
Meebitsのキャラクターはそれぞれ「Meebitsタイプ」と「属性」が異なります。タイプや属性によって発行数に大きな差があり、発行数が少ない(=希少価値が高い)キャラクターほど販売価格が高額です。
2位 Terraforms
➡ 前回ランク 15位未満 (+ 1,117.24%)
Mathcastles氏によって作成された動くNFTアート。AIで作成されている。
突如ランキングに急浮上したものの詳細は不明。
3位 Loot
➡ 前回ランク 2位 (+168.57%)
NFT Lootは6秒動画のVIneの創設者であるDom Hofmann氏によりローンチされました。サービスの大半を占める部分をDom Hofmann氏が作成することはなく、賛同した人々が作り上げていく流れにあります。
8月27日に立ち上げられた、RPGスタイルの冒険アイテムが入った8,000個のユニークな「bag」からなるNFTプロジェクトです。
4位 CryptoPhunksV2(クリプトファンクスV2)
➡ 前回ランク 3位 (+274.89%)
Crypto Punks とよく似たイラストで描かれたNFTアートコレクションです。
クリプトパンクスは右向きですが、こちらは左向きになっています。0.08ETHで販売され正式な後継作品ではないものの販売は完売となりました。
5位 Bored Ape Yacht Club(退屈な類人猿)
➡ 前回ランク 5位 ( -22.02%)
「退屈な猿(Bored Ape)」が登場する10,000個のNFTアートコレクション。約3億3000万円にて売却したこともあります。
各画像は、最大170通りの特徴の組み合わせから生成されたカートゥーンの猿のポートレート写真です。
仮想通貨バブルで富を得た人々は退屈した猿のようになる。というコンセプトで作成されたアートです。多くの著名人や企業もアイコンにするなど世界中で注目されています。
6位 Axie Infinity (アクシーインフィニティ)
➡ 前回ランク 10位 (- 11.49%)
アクシーというかわいらしいモンスターを戦わせて仮想通貨SLPやAXSを増やす世界で一番ユーザの多いNFTゲームです。
ポケモンやカードゲームのようなわかりやすいゲーム性になっています。
当サイトでもアクシーインフィニティの始め方や攻略についてなどお得な情報の記事を掲載していますので興味のある方は見てみてください。
始め方など詳しくはこちらから ↓
Axie Infinity (アクシーインフィニティ) の関連記事も多数掲載しています ↓
https://nft-guide.jp/tag/axie-infinity/
7位 Mutant Ape Yacht Club
➡ 前回ランク 8位 ( – 6.75%)
ミュータントタイプいわれる「Bored Ape Yacht Club」の派生作品です。 Bored Ape Chemistry Club によっての⾃分のApeをミュータント化してできるNFTです。
NFTを使うことで元のNFTを残してデザインの違うミュータントエイプを作成できます。
ミュータント化したApeを売買することもできます。
8位 CryptoSkulls
➡ 前回ランク 13位 (+ 50.76%)
どくろの形をしたNFTアートコレクションです。ERC-721形式で10000個作成されました。
すべて手書きで作成され、2019年からの古めのNFTとなっています。
9位 C-01 Official Collection
➡ 前回ランク なし
メタバースで使用できる3Dアバターです。1/14に8888体のNFTが0.25ETHで販売され完売しています。
人間のようなリアルな見た目で描かれ、各パーツにより一意なメタバースアバターとなっている。
10位 azuki
➡ 前回ランク 15位未満( +71.94%)
Azuki NFTは独自のERC721規格であるERC721Aを利用しています。トランザクション手数料を大幅に削減することができました
10000体のアバターNFTであり、TheGardenというメタバースコミュニティへのアクセス権でもあります。
azukiは購入後に中身がわかるようになっています。
11位 Lil Heroes(リルヒーローズ)
➡ 前回ランク 4位 ( – 26.40%)
スペインの芸術家エドガープラン氏よってデザインされた、かわいらしいネズミ耳のいたずら好きなキャラクターのNFT。
7,777のユニークなNFT、150以上の固有の属性、50のアートワークからなります。
12位 HAPE PRIME
➡ 前回ランク なし
猿の3Dアートコレクションです。ハイファッションに身と包んだ類人猿です。
1月に9182体のNFTが販売されました。
13位 The Sandbox(サンドボックス)
➡ 前回ランク 14位 ( + 9.31%)
メタバース(仮想空間)を使ったNFTゲームです。
サービス内で、あらかじめ領土の決められた土地(LAND)を所有したり、ゲーム内で得られるSANDという仮想通貨を売買できます。
マイクラのようなものだと考えるとイメージしやすそうです。
日本のNFT取引所であるコインチェックNFTでも販売がされています。
The sandboxについての詳しい解説の記事はこちらをご参照ください。↓
14位 xrabbits
➡ 前回ランク なし
ユニークなウサギのNFTアートコレクションです。それぞれのパーツから一意なNFTが生成されます。
7502体のNFTが0.0502ETHで販売され完売しています。
15位 World Of Women
➡ 前回ランク 9位 ( – 33.36%)
優雅な女性たちをモチーフにしたNFTアートコレクションです。
10000個のNFTアートが販売され、制作チームも多くが女性となっています。
「Azuki」プロジェクトとは
今週は10位にランクインした、 「Azuki」プロジェクト について解説していきます。
日本アニメのような見た目のNFTコレクションは所有権とメタバースコミュニティでのチケットを手に入れられます。
このazukiプロジェクトが注目されている理由の一つが「ERC721A」という独自の規格を持つことです。
ERC721A という独自規格を持っている
NFTは通常イーサリアムの規格であるERC721が利用されていますが、 このazukiプロジェクトでは ERC721A という独自規格で作成されており、以下のような特徴があります。
ERC721Enumerableのインターフェースは保持
ERC721の拡張規格である ERC721Enumerable が利用されています。
Azukiは将来的なオンチェーンエコシステムを鑑み、ERC721Enumerableを外すという選択はしませんでした。
後述するように、単純な所有情報すらも発行時のストレージ利用に手を加えているため、全てのトークンの中から保有しているトークンを走査するというアプローチでERC721Enumerableを実現しています。
複数のNFTをmintする際の手数料を削減
ミント時に複数発行時にかかる多くのガス代を節約できます。
所有情報を書き込みの先送りによって、複数のトークンを同時にmintする際にのみ効力を発揮することがわかります
tokenOwnerByIndexのgas削減と注意
tokenOfOwnerByIndex実行時に全ての発行済みトークンを走査することで実現しています。これにより、Enemerableを実装しながらもmintおよびtransfer時のgasを大幅に削減することができます。
「Azuki」プロジェクト まとめ
ERC721A を実現したことで、NFTをパック化して開封するというような、さらなるわくわく感を生み出すことできます。
この新規格によってNFTは広がりを見せるかもしれません。
さわかぜ