(この記事は2022年12月01日に作成されました。)
2022年11月のNFTの売り上げをランキング形式でご紹介していきたいと思います。
2022年11月01日~11月30日の期間でNFT全体の売り上げ(ETH取引量)を1~15位でランキング化して紹介します。
また今月の大きく売り上げを伸ばした注目のNFTについて解説していきます。
今月は分散型のフリーミントNFTプロジェクトの『Art Gobblers(アートゴブラーズ)』についてご紹介していきます。
- 1. 1位 Bored Ape Yacht Club(退屈な類人猿)
- 2. 2位 Art Gobblers(アートゴブラーズ)
- 3. 3位 Mutant Ape Yacht Club
- 4. 4位 Sorare (ソラーレ)
- 5. 5位 Otherdeed
- 6. 6位 CryptoPunks(クリプトパンクス)
- 7. 7位 Gods Unchained(ゴッズアンチェインド)
- 8. 8位 Keepers
- 9. 9位 y00ts
- 10. 10位 Art Blocks
- 11. 11位 azuki
- 12. 12位 CloneX
- 13. 13位 Valhalla
- 14. 14位 y00ts mint t00b
- 15. 15位 Bored Ape Kennel Club
- 16. 今月の特集はフリーミントの「Art Gobblers(アートゴブラーズ)」とは?
1位 Bored Ape Yacht Club(退屈な類人猿)
➡ 前回ランク 1位 KEEP( +105.14%)
「退屈な猿(Bored Ape)」が登場する10,000個のNFTアートコレクション。約3億3000万円にて売却したこともあります。
各画像は、最大170通りの特徴の組み合わせから生成されたカートゥーンの猿のポートレート写真です。
仮想通貨バブルで富を得た人々は退屈した猿のようになる。というコンセプトで作成されたアートです。多くの著名人や企業もアイコンにするなど世界中で注目されています。1
Bored Ape Yacht Club (BAYC)はについて詳しくはこちら ↓
2位 Art Gobblers(アートゴブラーズ)
➡ 前回ランク なし NEW ( +108.48%)
Art Gobblersは実験的な分散型アートファクトリーとして誕生したフリーミント型のNFTプロジェクトです。2次流通で何万ドルもの価格で取引されているほどの人気となっています。
3位 Mutant Ape Yacht Club
➡ 前回ランク 5位 UP ( +87.34%)
ミュータントタイプいわれる「Bored Ape Yacht Club」の派生作品です。 Bored Ape Chemistry Club によっての⾃分のApeをミュータント化してできるNFTです。
NFTを使うことで元のNFTを残してデザインの違うミュータントエイプを作成できます。
ミュータント化したApeを売買することもできます。
4位 Sorare (ソラーレ)
公式HP https://sorare.com
➡ 前回ランク 2位 DOWN ( -15.41%)
実際に存在するサッカー選手のカードを使用したサッカーゲームです。 現実のサッカーの試合の戦績がゲームのスコアに反映されます。 ゲーム内の好成績のプレイヤーは仮想通貨が与えられれます。
サッカーファンから注目されているNFTゲームです。日本でもコインチェックNFTでカードの販売がされています。
sorare(ソラーレ)について詳しくはこちらの記事をご参照ください ↓
5位 Otherdeed
➡ 前回ランク 6位 UP ( +60.35%)
Otherdeedは「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」のYuga Labsが手掛けるメタバースプロジェクトです。
メタバース「Otherside」は、複数の人気NFTの世界をつなぐオープンワールドゲームで、20万区画の土地で構成される仮想世界であり、その土地はNFTとして購入、所有、取引されます。
6位 CryptoPunks(クリプトパンクス)
➡ 前回ランク 4位 DOWN ( +21.32%)
2017年にMatt Hall氏とJohn Watkinson氏が設立した「Larva Labs」により発表されて以来、最古のNFTとして現在では一つあたり、平均して20万ドル以上の高値を付けています。
NFTに興味のある人は一度は見かけたこともあるかもしれません。24✕24ピクセルのデジタルキャラクター画像が
10,000個存在しており、それぞれがユニークなものとなっています。
各パーツの組み合わせからより希少価値が高いパンク(絵文字)が取引されています。
7位 Gods Unchained(ゴッズアンチェインド)
➡ 前回ランク 3位 DOWN ( -17.25%)
Immutable社がてがける、対戦カードゲーム型のNFTです。Gods Unchained では、ゲーム内アイテムに対する完全な所有権が与えられます。レアなカードを集めてデッキを構築し、カードを他のプレイヤーに売買することが可能です。
8位 Keepers
➡ 前回ランク なし NEW
KeepersNFTはDAFT NFTと呼ばれる宇宙をテーマにしたNFTプロジェクトから生まれたNFTです。
256の宝石のようなNFTです。供給量が非常に少ないため所有者には様々な特典は用意されています。
9位 y00ts
➡ 前回ランク なし NEW
y00tsは、Solana ブロックチェーンでDeGodsを立ち上げたチームによって作成された 15,000 のミント パス NFT のコレクションです。猿の姿をしており、Bored Ape Yacht Clubを意識しているようなデザインになっています。
10位 Art Blocks
➡ 前回ランク 8位 DOWN ( – 4.47%)
NFTアート作品を生成して、販売するためのサービスです。こちらで制作された「Ringers#879」というタイトルのNFTは約6億円で購入されたことで話題になりました。
アーティストがデジタル上の作品を価値にでき、ユーザはそれを購入できます。
11位 azuki
➡ 前回ランク 7位 DOWN ( – 3.77%)
Azuki NFTは独自のERC721規格であるERC721Aを利用しています。トランザクション手数料を大幅に削減することができました
10000体のアバターNFTであり、TheGardenというメタバースコミュニティへのアクセス権でもあります。azukiはミント後時間差で中身がわかるようになっています。
azukiプロジェクトの詳細についてはこちらをご覧ください。↓
12位 CloneX
➡ 前回ランク 9位 DOWN ( +12.61%)
ナイキが買収したNFTのアート集団「RTFTK(アーティファクト)」が手掛けて、日本のアーティスト村上隆氏をコラボして作成されたNFTアートコレクション。
11/18に10000万個、後日追加され合計20000個のアバター型のNFTとなっています。当初の販売価格は0.05ETHでした。
ナイキの買収発表で大きな取引量を示しました。
CloneXの詳細についてはこちらをご覧ください。↓
13位 Valhalla
➡ 前回ランク なし NEW
Valhallaはplay-to-earn型のNFTゲームです。ロールプレイングゲームとなっており、ゲーム内のアイテムはNFTとして保有できます。また、ゲーム内の通貨もVALHという単位でトークンとして保有できます。
14位 y00ts mint t00b
➡ 前回ランク 14位 KEEP ( + 33.29%)
y00ts mint t00bは、Solana ブロックチェーンでミントできるy00tsを発行するための卵型のNFTです。
15位 Bored Ape Kennel Club
➡ 前回ランク 16位以下 (+182.26%)
Bored Ape から派生したNFTコレクション。107つのNFTからなっており、101つのBored Ape(退屈した猿)に加え、6つの特殊な変異種などが含まれるという。
サザビーズオークションにおいて、Yuga LabsのNFTコレクション「101 Bored Ape Kennel Club 」が約2440万ドル(約26億8100万円)で落札された。
今月の特集はフリーミントの「Art Gobblers(アートゴブラーズ)」とは?
Art Gobblersは分散型のアートファクトリーという実験的なNFTプロジェクトになっています。
2022年11月より初めてミントをされており、ガス代以外はかからないフリーミント方式でありながら
次の日には2万ドル(約295万円)前後で取引されました。さらに、コレクションの取引量はすでに1,000万ドル(約15億円)以上を記録しているといわれています。
Art Gobblers NFTはGOOという独自トークンを生成できる
GOOとは、Art Gobblers NFTによって発行される独自トークンです。Art Gobblerにアートを与えることでこのGOOを獲得することができます。
このGOOを使うことで新しいGobbler NFT、またはBlank Page NFTと呼ばれるアートスペースを作成することができます。
しかし、運営はArt Gobblerにアートを与え、GOOを量産することを推奨していません。その理由として、GOOのためにGobblerに意味のないアートを与える動機付けをすることになりかねず、これは非常に避けたいこととしています。
Art Gobblersには賛否両論がある
このプロジェクトの問題点として議論になっているのが、初期メンバーがフリーミントでGobblersNFTを購入し利益を上げているのに対し、その後の購入者には不利益をもたらしているということがあげられています。
また初期のGobblersNFT所有者がGOOを持てば持つほど、多くのGOOを放出することになってしまうため、実験的な分散型アート工場という設定でありながら、経済を独占することになりかねないという指摘も多く出ています。
分散型でありながら利益が特定の所有者やクリエイターに集中してしまうため、矛盾しているような状況を生んでしまっています。
なるべくクリーンなプロジェクトで合ってほしいものですね。
さわかぜ