【YouTubeとNFT】YouTubeが2022年 NFTやメタバースを導入を発表 ヒカキン氏のNFTも クリエイターの新たな収益となる可能性について解説

【YouTubeとNFT】YouTubeが2022年 NFTやメタバースを導入を発表 ヒカキン氏のNFTも クリエイターの新たな収益となる可能性について解説

(当記事は2022年02月21日に作成されました。)

web3.0という言葉を皆さんはご存じでしょうか?web3.0とは「分散型」のネットワークを指します。

これまでのいわゆるweb2.0ではSNSを中心として双方向のやり取りが主流でした。

そういったサービスを提供するGAFAを中心とするインターネットの中心機関が人々の情報が集約化しまっており非常にリスクのある現状となっています。

そこでブロックチェーンやNFTなど、ユーザ同士が中心機関を解せずに直接やり取りを行う「分散型web」としてweb3.0に注目が集まっています。

そうしたweb3.0の動きにYouTubeが関心を示し、ブロックチェーンやNFT、メタバースを導入しようという動きが2022年に入ってから発表されました。

今回は、YouTubeが導入を考えているこれらの新たな仕組みを紹介していきながら、今後の可能性についても、実際にYoutubeチャンネルを運営している筆者独自の視点で解説していきたいと思います。

YouTubeのCEOは2022年はNFTに注力することを発表

Created with GIMP

YouTubeの現CEOのSusan Wojicki氏は2022年のYoutubeの方針を発表する公式ブログ内でNFTを有効活用していくことを発表しています。

Wojicki氏はWeb3がYouTubeで革新を続けるためのインスピレーションの源だとして以下を発表しました。

「クリエイターがNFTなどの新たなテクノロジーを活用できるようにYouTubeのエコシステムを拡大することに常に注力しており、クリエイターとファンのYouTubeでの体験を引き続き強化していきます

NFTをクリエイターのために活用していく

Wojicki氏はYouTubeがNFTを含む新テクノロジーを通じたクリエイターの収益化を支援することに注力していると述べました。

「ファンがクリエイターの動画・写真・アートや、体験を所有するために検証する方法を提供することは、クリエイターとその視聴者にとって有益なことになり得る」

と発表しています。

NFTにどう取り組むのか、詳しい内容には触れられていませんが、クリエイターの新しい収入源という括りの中で説明されていることから、クリエイターがNFTグッズを販売できるようにすることなどが考えられます。

Twitterやインスタ、FacebookもNFTを導入

ツイッターは2022年からユーザーが自分のNFTをプロフィール写真に設定できる機能を実装しました。この機能を使用するユーザーのプロフィールは、通常の円形ではなく、六角形の枠で表示されます。

また、フェイスブックとインスタグラムのチームがツイッターが提供するものと同様の機能を追加しようとしており、ユーザーがNFTを作成して販売できるようにするための別の機能にも取り組んでいるという情報もあります。

このようにNFTを所有している=情報に敏感である。

という証明書のような役割となり、デジタル上のブランドのようなあつかいになるのかもしれません。

ヒカキンもYoutubeからNFTを受け取る

また、YouTubeは今年に入ってからYouTubeの人気クリエイターにNFTをプレゼントしています。NFT導入の第一段階ということでしょうか。

日本一のYouTuberヒカキン氏もNFTを送られています。

デジタルフォトフレームに飾られた作品名は

Better Together(一緒ならもっとうまく行く)

というNFTアートでメキシコのアーティストであるヴァレリア・モンテロ氏の作品。HikakinTVのために制作という完全に一点物のNFTです。

ヒカキンさんのために作成されたデザインであり、YouTubeからチャンネル登録者1000万人以上のクリエイターに無償で提供されました。

HikakinTVより

ヴァレリア・モンテロ「Better Together(一緒ならもっとうまく行く)」ステートメント

この作品のメッセージは、深遠でも、何回でも、長くもありません。
私のクリエイティブなインスピレーションのいたるところにある源泉を祝福するものです。
源泉は、私の美しい街にも、私の文化にも、ボディポジティブな女性たちの生き生きとしたコミュニティにも、そして大自然の中の動物たちとの共存にもあります。
私は言葉で表現するのが苦手なので、代わりに素描や絵画で自分の考えを表現しています。
私の作品を見た他のクリエイターたちが、自分自身を作品を通じて表現する方法を見つけてくれたらいいなと願っています。

こんなことをしれっとやってしまうYouTubeはすごいですね。ヒカキン氏は驚きつつも、NFTアートをとても気にきっている様子でした。

HikakinTVより

YouTubeがNFTやメタバースを導入することで広がる可能性

ここでは筆者視点でYoutubeにNFTが導入されることで広がる可能性について解説していきたいと思います。私自身、ゲーム系の動画を投稿しているクリエイターでもあるためNFT導入は非常に気になっています。

クリエイターの第三の収入源になる

現状、Youtubeに動画を投稿しているクリエイターの主な収入源は

・広告収入

・スーパーチャット(投げ銭)

・企業案件など

の3つです。なお収益化には登録者数1000人という壁があり、まずはこれを超える必要があります。

超えたとしても、その後も動画再生によって広告収入は増減します。

スーパーチャットは主に配信によって得られるものでありこちらも非常に不安定なものになっています。企業案件なんかは最低でも数万人などの数字が必要だと思います。筆者は現状3500人程度ですが当然収入は非常に少ないです。

このような収入源にクリエイター自身のNFT販売などが加われば、より安定した収益を見込め、さらにクオリティの高い動画を投稿できることに繋がると思います。

より強固なコミュニティ形成につながる

クリエイターのNFTを所有するということは、ファンにとってより深くクリエイターとのつながりを感じさせるものになります。

近年、オンラインサロンのようなオンライン上のコミュニティが盛り上がっていますが、NFTにおいてもそのコミュニティ形成の力が強く働きます。

「NFTを所有している」というほかに人にないバリューが存在することでクリエイターを応援しているという気持ちが高まります。

またクリエイターもNFTを販売することで独自の特典を付けることができ、より持続的にファンとのコミュニティを形成することに繋がるでしょう。

NFTやメタバースを利用した二次制作へとつながる

NFTを購入した人は、そのNFTを使ってまた別の作品を制作する権利を持てるものも存在します。

BAYC(退屈した類人猿)の例でいうと、そのNFTを購入した人がNFTを利用してシャツ作成や自身の商品のロゴとして使用しています。

BAYCを購入した人のグッズ展開

このように、クリエイターが販売したNFTをファンが利用することでまた新たなはファンを獲得していくような図式が生まれるかもしれません。

YouTubeがNFTやメタバースを導入することについてのまとめ

・NFTはクリエイターへの還元のため活用される

・具体的なサービスはまだ不明

・Youtubeクリエイターにとって大きな利点をなる可能性が高い

以上です。YouTubeって自分が好きで考えたものを動画として残せていろんな人に見てもらえてやりがいを感じる反面、一本を作るのに結構な時間がかかるんですよね。

だから動画を作っている人はみんなすごい労力をかけていると思います。でも、その恩恵を受けれているのはほんの一握りなのが現状だと思います。

その仕組みを変える可能性はある「YouTube×NFT」に筆者自身もとても可能性を感じどのようなものになるのか楽しみです。

さわかぜ

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