(この記事は2022年05月09日に作成されました。)
2022年04月のNFTの売り上げをランキング形式でご紹介していきたいと思います。
2022年04月09日~05月09日の期間、NFT全体の売り上げ(ETH取引量)
1~15位でランキング化して紹介しています。
また今月の大きく売り上げを伸ばした注目のNFTについても解説していきます。
今月は大人気NFTのBAYC発のメタバースプロジェクト「Otherdeed」についての特徴についてご説明していきたいと思います。
- 1. 1位 Otherdeed
- 2. 2位 Moonbirds
- 3. 3位 Mutant Ape Yacht Club
- 4. 4位 Bored Ape Yacht Club(退屈な類人猿)
- 5. 5位 Beanz
- 6. 6位 MurakamiFlowers Seed
- 7. 7位 azuki
- 8. 8位 projectPXN
- 9. 9位 Doodles
- 10. 10位 CloneX
- 11. 11位 Okay Bears
- 12. 12位 VeeFriends Series 2
- 13. 13位 Bored Ape Kennel Club
- 14. 14位 RTFKT MNLTH
- 15. 15位 CryptoPunks(クリプトパンクス)
- 16. 人気NFTのBAYC発のメタバースプロジェクト「Otherdeed」
1位 Otherdeed
➡ 前回ランク New
Otherdeedは「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」のYuga Labsが手掛けるメタバースプロジェクトです。
メタバース「Otherside」は、複数の人気NFTの世界をつなぐオープンワールドゲームで、20万区画の土地で構成される仮想世界であり、その土地はNFTとして購入、所有、取引されます。
2位 Moonbirds
➡ 前回ランク New
Moonbirdsは10000枚の画像からなるNFTコレクションです。
NFTマーケットプレイス「OpenSea」のデータをみると、Azuki(5万イーサリアム)とBored Ape Yacht Club(3万5000イーサリアム)を抑えて、売上高トップとなっている。
3位 Mutant Ape Yacht Club
➡ 前回ランク 4位 UP (+ 64.79%)
ミュータントタイプいわれる「Bored Ape Yacht Club」の派生作品です。 Bored Ape Chemistry Club によっての⾃分のApeをミュータント化してできるNFTです。
NFTを使うことで元のNFTを残してデザインの違うミュータントエイプを作成できます。
ミュータント化したApeを売買することもできます。
4位 Bored Ape Yacht Club(退屈な類人猿)
➡ 前回ランク 1位 Down ( +16.69%)
「退屈な猿(Bored Ape)」が登場する10,000個のNFTアートコレクション。約3億3000万円にて売却したこともあります。
各画像は、最大170通りの特徴の組み合わせから生成されたカートゥーンの猿のポートレート写真です。
仮想通貨バブルで富を得た人々は退屈した猿のようになる。というコンセプトで作成されたアートです。多くの著名人や企業もアイコンにするなど世界中で注目されています。
5位 Beanz
➡ 前回ランク New
Beanzは「azuki」NFTプロジェクトから派生したNFTです。
AzureコレクションのNFTを保持していた個人ユーザーに、サプライズエアドロップが送信され、土の山のGIFであることが判明。5月5日の時点でNFTコレクションが公開され、ユーザーに投下された土の山は小さな“BEANS”が飛び出し、Azuki最新NFTコレクションであったことが判明した。
6位 MurakamiFlowers Seed
https://murakamiflowers.kaikaikiki.com/
➡ 前回ランク New (+536.28%)
日本の有名クリエイターである「村上隆」氏によるNFTコレクションです。
作品は108という数字をキーワードに開発されています。 108の背景、花の色、フィールドを構成し、合計で11,664枚の花の画像のNFTとなっています。
7位 azuki
➡ 前回ランク 3位 Down( – 51.59%)
Azuki NFTは独自のERC721規格であるERC721Aを利用しています。トランザクション手数料を大幅に削減することができました
10000体のアバターNFTであり、TheGardenというメタバースコミュニティへのアクセス権でもあります。azukiはミント後時間差で中身がわかるようになっています。
azukiプロジェクトの詳細についてはこちらをご覧ください。↓
8位 projectPXN
➡ 前回ランク NEW
ファントムと呼ばれる特殊部隊チームを題材としたNFTコレクションです。
ファントムというグループのメンバーに配布される$PXNトークンがあります。ミッションの完了、完了したタスク、またはファントムが報酬に当たるとメンバーにトークンが配られるチーム戦ができます。
9位 Doodles
➡ 前回ランク 14位 UP ( + 50.48%)
ポップなタッチで描かれたNFTアートコレクションです。
顔、髪、帽子、体、背景などの100以上の特性がかけあわされて生成された10000個のコレクションは0.123ETHで販売されすべて完売しています。
SNSのプロフィール画像を意識し、Twitterアイコンの◯(丸)に合うよう作成されているなど計算されて洗練されたデザインが人気となっています。
10位 CloneX
➡ 前回ランク 6位 Down ( -17.23%)
ナイキが買収したNFTのアート集団「RTFTK(アーティファクト)」が手掛けて、日本のアーティスト村上隆氏をコラボして作成されたNFTアートコレクション。
11/18に10000万個、後日追加され合計20000個のアバター型のNFTとなっています。当初の販売価格は0.05ETHでした。
ナイキの買収発表で大きな取引量を示しました。
11位 Okay Bears
➡ 前回ランク New
クマのアバターNFTコレクションです。Web3.0として展開しており、パークと呼ばれるメタバース空間でクマたちで交流ができます。
10000体のNFTによって形成されるコミュニティとなっています。
12位 VeeFriends Series 2
➡ 前回ランク New
コミカルなアニマルたちのNFTカードコレクションです。
シリーズ2となり新たなカードパックやキャラクターが追加されています。また、GARYBEEと呼ばれるゲームをプレイすることでトークンを取得することができます。
13位 Bored Ape Kennel Club
➡ 前回ランク Down 11位 ( +54.91%)
Bored Ape から派生したNFTコレクション。107つのNFTからなっており、101つのBored Ape(退屈した猿)に加え、6つの特殊な変異種などが含まれるという。
サザビーズオークションにおいて、Yuga LabsのNFTコレクション「101 Bored Ape Kennel Club 」が約2440万ドル(約26億8100万円)で落札された。
14位 RTFKT MNLTH
➡ 前回ランク New ( + 94.22%)
ナイキ社が契約をした、3DのNFTアート集団の「RTFKT(アーティファクト)」の初ナイキコラボNFTです。
「モノリス(Monolith)」を語源にしており、回転する黒いボックスの側面にナイキのロゴとRTFKTの稲妻ロゴをつけたNFTになっています。MNLTH NFTの所有者はまだ公表されていないナイキとRTFKTのMNLTHコレクションの様々なアイテムを受け取ることになります。
15位 CryptoPunks(クリプトパンクス)
➡ 前回ランク Down 4位 ( -29.99%)
2017年にMatt Hall氏とJohn Watkinson氏が設立した「Larva Labs」により発表されて以来、最古のNFTとして現在では一つあたり、平均して20万ドル以上の高値を付けています。
NFTに興味のある人は一度は見かけたこともあるかもしれません。24✕24ピクセルのデジタルキャラクター画像が
10,000個存在しており、それぞれがユニークなものとなっています。
各パーツの組み合わせからより希少価値が高いパンク(絵文字)が取引されています。
人気NFTのBAYC発のメタバースプロジェクト「Otherdeed」
根強いファンを集め、強固なコミュニティを形成している、NFTで最も成功したプロジェクトであるBored Ape Yacht Clubの米Yuga Labs社が4月30日(現地時間)にメタバースプロジェクト「Otherside」の土地の販売を開始しました。
Otherdeedの土地、5万5000区画のが売り出され、価格はBAYCの暗号通貨「ApeCoin」で一律305ApeCoin(約6000ドル)でした。
販売初日にはイーサリアムブロックチェーンに大きな影響を与えるほどに
人気コンテンツということもあり購入が殺到した様子で、米BloombergによるとOtherdeed完売時点で購入のために支払われたガス代は総額で約1億2400万ドルにも上ったようです。
システムへの影響で、Otherdeedを購入できないまま数千ドルのガス代だけを失ったユーザーいました。
そのため、Yuga LabsはOtherdeed完売後、以下のようにツイートし、ガス代の返金を行うこと発表
イーサリアムブロックチェーンに影響を与えたことについての謝罪をツイートし、「適切にスケーリングするには(イーサリアムではなく)ApeCoin独自のチェーンに移行する必要があることは明らかだ」と語っています。
「Otherside」土地が過去最高値の約2億円900万円で落札
「Otherside」の土地NFTが、同シリーズ最高値となる625ETH(現在約2億円900万円)で購入されました。
Othersideでは他の手段では作成できない「ARTIFACTS」と呼ばれるレアアイテムが存在し、上記のドリンクボトルがこれに該当します。
また、上記NFTに次いで#55197のNFTが214.39ETH、#96346のNFTが165ETHで高額売買が行われています。注目の高さが伺える数字ですね。
今後もBAYCのYuga Labs社はNFTやメタバースでの中心的存在になりそうです。
さわかぜ