(この記事は2022年07月01日に作成されました。)
2022年06月のNFTの売り上げをランキング形式でご紹介していきたいと思います。
2022年06月01日~06月30日の期間、NFT全体の売り上げ(ETH取引量)
1~15位でランキング化して紹介
また今月の大きく売り上げを伸ばした注目のNFTについて解説していきます。
今月は「goblintown」や「ShitBeast」などのフリーミントNFTプロジェクトについてをメインに特集としてご紹介していきます。
- 1. 1位 Bored Ape Yacht Club(退屈な類人猿)
- 2. 2位 CryptoPunks(クリプトパンクス)
- 3. 3位 Otherdeed
- 4. 4位 Mutant Ape Yacht Club
- 5. 5位 goblintown
- 6. 6位 Sorare (ソラーレ)
- 7. 7位 CloneX
- 8. 8位 We Are All Going to Die
- 9. 9位 Doodles
- 10. 10位 Moonbirds
- 11. 11位 ShitBeast
- 12. 12位 azuki
- 13. 13位 GODA Mint Pass
- 14. 14位 Moonrunners
- 15. 15位 NBA Top Shot
- 16. フリーミントによるNFTプロジェクトが人気
- 17. フリーミントNFTとは?
1位 Bored Ape Yacht Club(退屈な類人猿)
➡ 前回ランク 2位 UP( – 45.56%)
「退屈な猿(Bored Ape)」が登場する10,000個のNFTアートコレクション。約3億3000万円にて売却したこともあります。
各画像は、最大170通りの特徴の組み合わせから生成されたカートゥーンの猿のポートレート写真です。
仮想通貨バブルで富を得た人々は退屈した猿のようになる。というコンセプトで作成されたアートです。多くの著名人や企業もアイコンにするなど世界中で注目されています。
Bored Ape Yacht Club (BAYC)はについて詳しくはこちら ↓
2位 CryptoPunks(クリプトパンクス)
➡ 前回ランク UP 13位 ( + 41.71%)
2017年にMatt Hall氏とJohn Watkinson氏が設立した「Larva Labs」により発表されて以来、最古のNFTとして現在では一つあたり、平均して20万ドル以上の高値を付けています。
NFTに興味のある人は一度は見かけたこともあるかもしれません。24✕24ピクセルのデジタルキャラクター画像が
10,000個存在しており、それぞれがユニークなものとなっています。
各パーツの組み合わせからより希少価値が高いパンク(絵文字)が取引されています。
3位 Otherdeed
➡ 前回ランク 1位 ( -81.01%)
Otherdeedは「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」のYuga Labsが手掛けるメタバースプロジェクトです。
メタバース「Otherside」は、複数の人気NFTの世界をつなぐオープンワールドゲームで、20万区画の土地で構成される仮想世界であり、その土地はNFTとして購入、所有、取引されます。
4位 Mutant Ape Yacht Club
➡ 前回ランク 3位 DOWN ( – 59.43%)
ミュータントタイプいわれる「Bored Ape Yacht Club」の派生作品です。 Bored Ape Chemistry Club によっての⾃分のApeをミュータント化してできるNFTです。
NFTを使うことで元のNFTを残してデザインの違うミュータントエイプを作成できます。
ミュータント化したApeを売買することもできます。
5位 goblintown
➡ 前回ランク NEW
Goblintownは2022年5月に突如姿を表した、これまでとは一線を画したNFTプロジェクトです。GoblintownにはNFT自体に何のユーティリティもなく、プロジェクトのロードマップやDiscordを備えていません。口コミだけで広まったにもかかわらず、大手NFTゲーム「The Sandbox」が大量購入したこともあり、一気に話題となりました。
6位 Sorare (ソラーレ)
公式HP https://sorare.com
➡ 前回ランク 15位 UP ( -27.27%)
実際に存在するサッカー選手のカードを使用したサッカーゲームです。 現実のサッカーの試合の戦績がゲームのスコアに反映されます。 ゲーム内の好成績のプレイヤーは仮想通貨が与えられれます。
サッカーファンから注目されているNFTゲームです。日本でもコインチェックNFTでカードの販売がされています。
7位 CloneX
➡ 前回ランク 9位 UP ( – 52.19%)
ナイキが買収したNFTのアート集団「RTFTK(アーティファクト)」が手掛けて、日本のアーティスト村上隆氏をコラボして作成されたNFTアートコレクション。
11/18に10000万個、後日追加され合計20000個のアバター型のNFTとなっています。当初の販売価格は0.05ETHでした。
ナイキの買収発表で大きな取引量を示しました。
CloneXの詳細についてはこちらをご覧ください。↓
8位 We Are All Going to Die
➡ 前回ランク NEW( +396.29%)
RPGのキャラクターのようなアバター型のNFTプロジェクトです。
約6000体が発行されました。
人気ゲームのダークソウルのような雰囲気のこのNFTは公式サイトなどはなくTwitterのみに限定されています。
9位 Doodles
➡ 前回ランク 7位 DOWN ( -64.16%)
ポップなタッチで描かれたNFTアートコレクションです。 顔、髪、帽子、体、背景などの100以上の特性がかけあわされて生成された10000個のコレクションは0.123ETHで販売されすべて完売しています。
SNSのプロフィール画像を意識し、Twitterアイコンの◯(丸)に合うよう作成されているなど計算されて洗練されたデザインが人気となっています。
10位 Moonbirds
➡ 前回ランク 10位 KEEP ( -64.68%)
Moonbirdsは10000枚の画像からなるNFTコレクションです。
NFTマーケットプレイス「OpenSea」のデータをみると、Azuki(5万イーサリアム)とBored Ape Yacht Club(3万5000イーサリアム)を抑えて、売上高トップとなっている。
11位 ShitBeast
➡ 前回ランク NEW
元々「I pool it net」といわれるう〇こNFTが無料でミントできたNFTを使って、それを2個バーン(消滅)させることで突如生まれることになったのが、この「ShitBeast」その後、パブリックセールとして売りに出されたものの、バーンして入手したShitBeastはジェネシスとして価値がつくものになりました。
また、バーンした人に無料でクリーナーと呼ばれるNFTも発行され、それを使用することでさらに別のNFTへと変化する可能性も秘めています。
12位 azuki
➡ 前回ランク 4位 DOWN( -90.46%)
Azuki NFTは独自のERC721規格であるERC721Aを利用しています。トランザクション手数料を大幅に削減することができました
10000体のアバターNFTであり、TheGardenというメタバースコミュニティへのアクセス権でもあります。azukiはミント後時間差で中身がわかるようになっています。
azukiプロジェクトの詳細についてはこちらをご覧ください。↓
13位 GODA Mint Pass
➡ 前回ランク NEW
多数のクリエイターが参加している、GODAプロジェクトによるNFTプロジェクトです。
GODAに参加するためのパスとしてのNFTであり、ミント時にはパスとしての3Dアートですが、その後アーティストのNFTへと変化していきます。
14位 Moonrunners
➡ 前回ランク NEW
MoonrunnersというNFTプロジェクトはピクセル化されたオオカミのようなキャラクターで描かれた、10,000個のNFTコレクションです。
フリーミントNFTとして発行されました。
15位 NBA Top Shot
➡ 前回ランク 15位未満 ( -38.32%)
2020年にβ版のサービスが開始されたNBA(National Basketball Association)プレイヤーたちの実際の名プレーの瞬間(ショット)をカードにしたNFTコレクショントレーディングカードゲームです。日本でも注目されており、コインチェックNFTなどで売買されています。
NBA公認のサービスであり、メールアドレスがあればだれでも気軽に始めることができます。
レアリティが高い者や、momentsと呼ばれる選手の映像を切り取ったものは高額な値段で取引されています。
フリーミントによるNFTプロジェクトが人気
今月は「goblintown」や「ShitBeast」などフリーミントで発行できるNFTプロジェクトに注目していきたいと思います。
フリーミントNFTとは?
フリーミントNFTとは、無料で配布されるNFTのことで、誰でもイーサリアムネットワークに支払うガス代(手数料)のみで入手できるNFTのことです。
ミントの際にETHは必要ありません。その収益は「クリエイター手数料」を主な収入源としています。
「クリエイター手数料」とは、二次流通の際にクリエイターに支払われる手数料のことで、OpenSeaでは0%~10%の間で任意に設定することが可能です。
goblintownがきっかけでフリーミントNFTプロジェクトが急増
5月下旬より、OpenSeaでは「goblin(ゴブリン:小鬼)」のNFT「goblintown.wtf」が連日取引高1位となっています。
ゴブリンのNFTは全部で1万枚発行されており、6月4日現在、最低価格は5.88ETH(約135万円)に高騰している。取引高は2.6万ETH(約600億円)にも上っている。
「goblintown.wtf」は、日本時間5月22日に何の前触れもなくローンチした、「ロードマップなし、Discordなし、利用用途なし」を掲げる異色のNFTプロジェクトです。
ill poop it nft、ShitBeastではフリーミントからの変化をもたらす
6月1日にフリーミントで1万個発行されたill poop it nftは、著名なNFTプロジェクトがう〇こに埋まっている画像をNFTにしている、皮肉のきいたプロジェクトです。
ill poop it nftは、2つを焼却することで「ShitBeast」のNFTと仮想通貨「$SHIT」を入手できるのがおおきな特徴です。
今後、「クリーナー」を使ってShitBeastを綺麗にするといった変更も予定されています。
フリーミントによるNFTプロジェクトによってクリエイター手数料をメインの収益減にするプロジェクトは今後増えていきそうです。
さわかぜ