2021年に入ってから続々と誕生しているNFTマーケットプレイス。今回は、中国企業が新たにローンチすることを発表したxSigma NFTマーケットプレイスの特徴をご紹介します。
xSigma NFTマーケットプレイスについて
xSigma NFTマーケットプレイスは、ブロックチェーンの研究・開発を行うxSigma Labがローンチすることを発表したNFTマーケットプレイス。xSigma Labは、中国に本拠を置くNASDAQ上場企業のZKインターナショナルの子会社として知られています。
xSigma NFTマーケットプレイスは2021年6月末にローンチ予定でしたが、2021年8月現在、正式ローンチには至っていません。しかし、何千ものユーザーがすでに参加を希望しているとのことです。参加を希望する場合、公式ホームページの右上にある「JOIN WAITLIST」からメールアドレスを登録することで、参加待ちユーザーとして申請できます。
xSigmaLabがNFTに参入する目的とは
xSigma LabはNFTマーケットプレイスをローンチする計画であることを、2021年3月に発表していました。それでは、xSigma LabがNFTに参入する目的とは何なのでしょうか。
数回クリックするだけで独自のカスタムNFTを作成
xSigma Labは、著名人やアスリート、ブランドなどのあらゆるユーザーがNFTマーケットプレイスに参加できるようNFT市場に参入するとのことです。ユーザーの負担を減らすべく、xSigma NFTマーケットプレイス上では、数回クリックするだけで独自のカスタムNFTを作成できるとされています。これにより、NFT市場にすでに積極的に参加していたクリエイターだけでなく、新規に参入を考えている、あらゆるユーザーが参加することが期待されているのです。
Binance Smart Chainを利用
xSigma NFTマーケットプレイスのローンチにあたり、バイナンススマートチェーン(BSC)を利用することをxSigma Labは明らかにしました。
Ethereumからバイナンスへ変更
xSigma Labは以前、イーサリアムとBSC(バイナンススマートチェーン)の両方を採用するとしていましたが、BSCへと変更したようです。その理由として、BSC上では1日に700万件以上の取引が行われ、イーサリアムよりもアクティブなウォレットが多く、BSC上のDeFiプロジェクトにロックされている資産の総額が360億ドル(約4兆円)に達するなど、ブロックチェーンコミュニティから目覚ましい支持を得ていることを挙げています。
BSCとは、世界最大の仮想通貨(暗号資産)取引所バイナンスが開発した独自ブロックチェーン。これまではイーサリアム上で取引されることの多かったNFTですが、低い手数料や高速取引を強みとするBSCにおけるNFT取引の需要も高まってきています。
xSigma Labの会長であるHuang氏はxSigma NFTマーケットプレイスのローンチについて、「NFT(Non-Fungible Tokens:非代替トークン)として知られる革新的なデジタル資産の次のブームに向けて、当社が迅速に移行しているのを発表できることを嬉しく思います」と述べました。
まとめ
2021年に入ってから数多くのNFTマーケットプレイスが誕生していますが、今回ご紹介したxSigma NFTマーケットプレイスは、NFT作成までのステップが簡潔であることや、低い手数料と高速取引を強みとするBSCを使用していることが特徴といえるでしょう。2021年8月時点で正式ローンチには至っていませんが、こうした魅力的な特徴を持つxSigma NFTマーケットプレイスに、今後あらゆる業界からユーザーが参加することになるかもしれません。
今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。