ジェネレーティブNFTのメリットと成功事例をご紹介!

ジェネレーティブNFTのメリットと成功事例をご紹介!

マーケットプレイスに出品するNFTを1つずつ丁寧に作り上げるクリエイターがいる一方で、最近では、時間や手間を削減できるジェネレーティブアートを作成するクリエイターや企業も増えてきています。

この記事では、ジェネレーティブNFTのメリットと成功事例をご紹介します。

ジェネレーティブアートとは

ジェネレーティブアートは、デジタル技術の進歩によって生まれたアートの新しい形です。コンピュータープログラムやアルゴリズムによって、異なる形状やカラー、動きを持つ作品を自動的に生成できます。

たとえば、体・顔・服・髪・アクセサリーなどのパーツ分けされた画像データを用意し、それらをランダムに組み合わせるプログラムを実行することにより、さまざまなNFTアートを自動で生成することが可能です。

ジェネレーティブアートのメリット

ここでは、ジェネレーティブアートのメリットを見ていきましょう。

メリットは次の2つです。

  • 自動生成できる
  • 販売個数を簡単に増やせる

順番に詳しく見ていきましょう。

自動生成できる

ジェネレーティブアートのメリットとして、自動生成できることが挙げられます。

自動生成できれば、コンテンツの作成にかかる時間と手間を大幅に削減できます。これにより、コンテンツ作成にかけた時間に対する収益性を最大化したり、コンテンツ作成以外の活動により多くの時間を充てられたりするでしょう。

販売個数を簡単に増やせる

ジェネレーティブアートは自動生成できるだけでなく、大量に作成することも可能です。

たとえば、1万ものコンテンツを手作業で作成するのは難しいですが、ジェネレーティブアートであれば、比較的簡単に作成できます。

ジェネレーティブアートをコレクションとして大量に生成し、コレクション作品としてのイメージをうまく作ることができれば、コレクターの購買意欲をくすぐり、高値で取引されることも期待できるでしょう。

NFTとジェネレーティブアートの交差点

最近では、ジェネレーティブアートをNFTとして売買する事例も増えてきています。ここでは3つの事例をご紹介します。

国内プロスポーツチーム初の公式ジェネレーティブNFTの発行

株式会社フィナンシェは9月11日、アビスパ福岡株式会社が運営する「Avispa Fukuoka Sports Innovation DAO(以下、アビスパDAO)」が「Avispa Supporters NFT」を発行・配布することを発表しました。

(引用:株式会社フィナンシェ)

今回、ファン・サポーターをモチーフとしたジェネレーティブNFTを国内プロスポーツチームとして初めて発行するとしています。

フィナンシェは、スポーツやエンタメ、地域創生の領域で200以上のトークンおよびNFTの企画・発行を支援してきました。今回の取り組みでは、これまで培ったノウハウや知見を活かし、アビスパDAOの試みを支援していくとのことです。

アビスパDAOは、2023年2月に発足した「Web3×スポーツの力で、福岡から世界に広がるイノベーションモデルを共創する」ことを目指す日本初のスポーツDAOです。現在DAOには700人以上のメンバーが所属し、「スタメンボードの制作」や「ビジョンに掲示する選手名のひらがな表記」「SNSを活用したデジタルチラシ施策」などさまざまな施策を実行しています。

発行されるジェネレーティブNFTは、「アビスパサポーター」を主役にしたキャラクターデザインが特徴。アビスパDAO内のガバナンス投票にて決定された「10デザインの歴代ユニフォーム」やDAOメンバーから募集した「アビスパならではのアイテム」などが構成パーツとなり、独自のプログラム処理で自動生成されたNFTアートです。それぞれのアートは、唯一無二のビジュアルと価値を持っています。

ジェネレーティブAIを活用したAIタレントのNFTを発売

SNAFTYは2023年8月8日から、NFTマーケットプレイス「fandaoマーケット」において、ジェネレーティブAIを活用したAIタレントのNFTを発売開始することを発表しました。

インフルエンサーのSNS投稿の傾向を学習したAIが日々の生活を考え、あたかも実在するタレントのように自動でコンテンツを生成し、NFTとして販売するとしています。

また、fandaoに登場するAIタレントはNFTホルダーの投票によって育成され、髪型や髪色を変えたり、新しい趣味を始めさせたり、今までにないAIとのエンターテインメント体験を提供するとのことです。

ユーザー参加型のアニメジェネレーティブNFT

DeFiサービスを提供するBHG.HK LIMITEDは、NFTを保有したいユーザーが自らNFTを発行・販売するプロジェクトをスタートしたことを発表しました。

BHG.HK LIMITED が運営するANIME GAME CLUBは、日本のアニメのキャラクターをイメージしたパーツを使って、オリジナルキャラクターのNFTを自由に作ることができるプロジェクトです。

NFTを作成するシステム(イメージジョインシステム)を一般開放し、ユーザーは頭・顔・髪型・服装・武器・背景から100万通りの組み合わせでオリジナルのコスプレNFTを作成できます。

(引用:BHG.HK LIMITED)

作成したNFTはANIME GAME CLUBでNFT発行を行い、販売開始後に作成者に送られ、OpenSeaで表示されます。

まとめ

ジェネレーティブアートは、自動かつ大量に生成できるというメリットがあります。ジェネレーティブアートをNFT化することで、コンテンツの唯一無二性が証明され、コンテンツの価値を評価しやすくなります。

こうしたメリットから、ジェネレーティブNFTプロジェクトの数は増加傾向にあり、今後もさらに増えていく可能性があるでしょう。

今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。

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