(この記事は2022年03月15日に作成されました。)
去年の夏まで私は「NFT」という単語を知りませんでした。
「NFTゲームについてのブログを書いてくれ」
そう友人に頼まれるまで、 NFTについて全くの素人だった私は最もユーザの多いNFTゲームである
「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」
をプレイして、その内容を記事として書くことになりました。
アクシーインフィニティについての詳しい記事はこちらをご覧ください ↓
そして、2022年03月現在アクシーインフィニティの盛り上がりが
落ち着き、仮想通貨であるSLPやETH(イーサリアム)で購入できるアクシーの値が落ち、初めてのNFTであるアクシーを売ることにしました。
今回は、一番盛り上がっている時期にアクシーインフィニティを始めてから
どれだけ儲かったのか、あるいは損をしたのか。
そしてアクシーの売り方について書いていこうと思います。
アクシーインフィニティを始めてから終わるまで
実際にNFTゲームにアクシーインフィニティをプレイしてみた筆者の履歴をご紹介していきます。
アクシー購入
2021年8月
プラント、ビースト、アクア3体のアクシーを購入。
プラント 0.17 ETH
アクア 0.16 ETH
ビースト 0.17 ETH
の計0.5ETHで購入。その時期1ETHが初300000円ほどだったため
出費は約15万円です。
NFTという言葉が世間に浸透し始め、そのブームに乗っかろうする
人たちがアクシーインフィニティを始めた時期だと思います。
このころは圧倒的にアクシーへの需要が勝り、一体のETHが約50000円という今思えば破格の値段でした。
そのため、アクシーを始めるため最低でも15万円の出費が必要となり
当然敷居も高かったです。
ですが、このころゲーム内で稼ぐことができる仮想通貨である
SLPも高騰しており、1SLP=15~20円で推移しており
SLPは一日あたり200ほど稼ぐことができ、それだけで
一日3000~4000円
となるため数か月で十分元が取れる計算となります。
2022年08月にSLP取得激減のアップデート
始めて約一か月も経っていない8月中頃、アドベンチャーモードとデイリーミッションを中心に
稼いでいたSLPの取得量が激減します。
1日あたり200SLP→100SLPと半分に..
ここぞとばかりにアクシーインフィニティは稼げると目を付けた世界中のユーザが激増したため、SLPのインフレ化を防ぐため運営が行った措置でした。
このため、一か月あたり3000円×30日と90000円ほどを見込んでいた
収益が半分の45000円となりました。
また、そもそものSLPの価値も8月からどんどん下降していき、
10月になると1SLP=10円を切ることになります。
スカラーシップの導入
2021年11月
もはや自力でSLPを稼ぐことへのモチベーション維持ができなくなってしまった筆者は自分のアクシーを他の人にレンタルして、稼いでもらったSLPをマネージャー(自分)とスカラー(委託した人)
で分配するスカラーシップ制度を利用し始めます。
スカラーシップ制度について詳しくはこちらから↓
スカラーシップでは6:4の比率でSLPを貰っていました。
最初は頑張っていてくれてたのですが、SLPの価値が下がるにつれてその稼働も落ちていきます。
SLPの価値激減、スカラーシップ解雇
2022年2月
SLPの価値は1SLP=1円程度になってしまいました。
時には1円を切る日も..
運営はてこ入れアップデートでさらにSLPを取得しづらくしたため、
現在では1SLP=2円となっています。
スカラーさんはモチベーションも失ったのか稼働をしてくれず、
仕方なく解雇することになりました。
余ったアクシーを売却
いよいよ用途を失ってしまったアクシーを売ることにしました。
初めてのNFTだったので悲しさがありますが、仕方ありません。
なお、今のアクシーの相場は
約0.01~0.02ETH
となっており。1体あたり3000~6000円で購入することができます。
2021年08月時点の相場の1/10です。
これがPlay to EarnのNFTゲームのリスクの部分なのかもしれませんね。
最終的な収益について
アクシー購入
¥150000
SLP取得
・自分で稼いだ分
8~9月
8月 約3500SLP 1SLP=¥15
9月 約3000SLP 1SLP=¥10
計7000SLP獲得
8月 + ¥52000
9月 + ¥30000
合計 +¥82000
・スカラーシップで稼いだ分
10~12月 4500SLP
1SLP=¥2で売却
合計 +¥9000
・アクシー3体の売却(予定)
0.01ETH
0.013ETH
0.011ETH
合計+¥6000
・総収支
アクシー購入
-¥150000
¥82000+¥9000+¥6000
計+¥97000
で収支としては
-¥53000
でした。
もっと損していると思ってましたが、やはり購入当初のSLP高値の時の利益分でほとんどをカバーしていますね。
いち早くセンサーがある人が早くアクシーを始めて、スカラーやブリードで荒稼ぎをしていたかもしれませんね。
人が集まってきた畑にうまみはないようです..
アクシーの売買方法について
ここからはアクシーの買い方、売り方についてご説明していきます。
アクシーの買い方
買い方についてはこちらで詳しく解説していますのでこちらをご覧ください ↓
アクシーの売り方
画像つきでマーケットプレイスでアクシーを売る方法について説明します。
そこまで難しくはありません。
アクシーの販売は
・特定の値段で売りに出す
・オークション形式で出す
とありますが、今回は特定の値段での販売方法にしました。
①アクシーマーケットプレイスから売りたいアクシーを選択
https://marketplace.axieinfinity.com/
へアクセスして、アクシーを所有している自分のアカウントでログインします。
左側の[Inventory]から売りたいアクシーを選択します。
②自分のアクシーの相場をチェック
まずは売りたいアクシーが今どれくらいの値段で取引されているかを調べましょう。
statsとBody partsをチェックしてください。
この二つをマーケットプレイス上でフィルターして検索をかけます。
ざっくりでも大丈夫なので、検索してでてきた一覧から相場を見ます。
今回のアクシーは0.09~0.012くらいが相場かなといったところ。
③価格を設定してアクシーを出品
先ほどの[Inventory]へ戻り、選択したアクシーの[Sell]をクリック
今回は、通常の販売形式なので[Fixed Price]を選んだ状態で、金額を設定し[Confirm]をクリック
金額は[0.010]WETHで出品します。
Ronin ウォレット側での認証があるので、それも[Confirm]すれば、無事出品完了です。手数料は一日当たりの制限はありますが無料です。
④販売されたら自動的にEWTHがRonin ウォレットが反映
購入された場合、即座にWETHがウォレットへ反映されます。
出してすぐ、ビーストが売れました。どうやら相場よりかなり低く出してしまったようで値段をあげて再出品されていました..
※相場よりかなり安い出してしまった場合は、BOTが自動的に落とすようになっているので相場をチェックして安すぎる金額で出すのは注意しましょう
以上がアクシーの売り方です。
アクシーを半年やってみてまとめ
初めてNFTゲームを触れる機会として、ゲーム性もわかりやすく楽しくプレイできたためその点はよかったかと思います。
しかし、「稼ぐ」という観点でいうと参入が遅れてしまった感は否めません。
今回はあくまで、記事作成のためという形だったので収支はあまり見ていませんでしたが、数字にすると実際あまり稼ぐことができていなかったのを知れました。
こうした投機的な面でNFTをする場合は一般に情報が出回る前にいち早く察知して、迅速に行動するようなことがNFTゲーム(Play to Earn)でも必須だなと思いました。
さわかぜ