(この記事は2022年05月31日に作成されました。)
2022年05月のNFTの売り上げをランキング形式でご紹介していきたいと思います。
2022年05月01日~05月31日の期間、NFT全体の売り上げ(ETH取引量)
1~15位でランキング化して紹介
また今月の大きく売り上げを伸ばした注目のNFTについても解説していきます。
今月は日本の人気クリエイター村上隆氏によるNFTプロジェクト「Murakami.Flowers」の特徴をご紹介していきたいと思います。
- 1. 1位 Otherdeed
- 2. 2位 Bored Ape Yacht Club(退屈な類人猿)
- 3. 3位 Mutant Ape Yacht Club
- 4. 4位 azuki
- 5. 5位 projectPXN
- 6. 6位 Beanz
- 7. 7位 Doodles
- 8. 8位 Okay Bears
- 9. 9位 CloneX
- 10. 10位 Moonbirds
- 11. 11位 MurakamiFlowers
- 12. 12位 MurakamiFlowers Seed
- 13. 13位 CryptoPunks(クリプトパンクス)
- 14. 14位 Art Blocks
- 15. 15位 Sorare (ソラーレ)
- 16. 日本の人気クリエイター村上隆氏のNFTプロジェクト「Murakami.Flowers」とは?
1位 Otherdeed
➡ 前回ランク 1位 (KEEP)
Otherdeedは「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」のYuga Labsが手掛けるメタバースプロジェクトです。
メタバース「Otherside」は、複数の人気NFTの世界をつなぐオープンワールドゲームで、20万区画の土地で構成される仮想世界であり、その土地はNFTとして購入、所有、取引されます。
2位 Bored Ape Yacht Club(退屈な類人猿)
➡ 前回ランク 4位 UP( +13.33%)
「退屈な猿(Bored Ape)」が登場する10,000個のNFTアートコレクション。約3億3000万円にて売却したこともあります。
各画像は、最大170通りの特徴の組み合わせから生成されたカートゥーンの猿のポートレート写真です。
仮想通貨バブルで富を得た人々は退屈した猿のようになる。というコンセプトで作成されたアートです。多くの著名人や企業もアイコンにするなど世界中で注目されています。
Bored Ape Yacht Club (BAYC)はについて詳しくはこちら ↓
3位 Mutant Ape Yacht Club
➡ 前回ランク 3位 KEEP ( – 13.33%)
ミュータントタイプいわれる「Bored Ape Yacht Club」の派生作品です。 Bored Ape Chemistry Club によっての⾃分のApeをミュータント化してできるNFTです。
NFTを使うことで元のNFTを残してデザインの違うミュータントエイプを作成できます。
ミュータント化したApeを売買することもできます。
4位 azuki
➡ 前回ランク 7位 UP( + 0.50%)
Azuki NFTは独自のERC721規格であるERC721Aを利用しています。トランザクション手数料を大幅に削減することができました
10000体のアバターNFTであり、TheGardenというメタバースコミュニティへのアクセス権でもあります。azukiはミント後時間差で中身がわかるようになっています。
azukiプロジェクトの詳細についてはこちらをご覧ください。↓
5位 projectPXN
➡ 前回ランク 8位
ファントムと呼ばれる特殊部隊チームを題材としたNFTコレクションです。
ファントムというグループのメンバーに配布される$PXNトークンがあります。ミッションの完了、完了したタスク、またはファントムが報酬に当たるとメンバーにトークンが配られるチーム戦ができます。
6位 Beanz
➡ 前回ランク 5位 DOWN(-2.24%)
Beanzは「azuki」NFTプロジェクトから派生したNFTです。
AzureコレクションのNFTを保持していた個人ユーザーに、サプライズエアドロップが送信され、土の山のGIFであることが判明。5月5日の時点でNFTコレクションが公開され、ユーザーに投下された土の山は小さな“BEANS”が飛び出し、Azuki最新NFTコレクションであったことが判明した。
7位 Doodles
➡ 前回ランク 9位 UP ( +45.97%)
ポップなタッチで描かれたNFTアートコレクションです。 顔、髪、帽子、体、背景などの100以上の特性がかけあわされて生成された10000個のコレクションは0.123ETHで販売されすべて完売しています。
SNSのプロフィール画像を意識し、Twitterアイコンの◯(丸)に合うよう作成されているなど計算されて洗練されたデザインが人気となっています。
8位 Okay Bears
➡ 前回ランク 11位 UP(46.27%)
クマのアバターNFTコレクションです。Web3.0として展開しており、パークと呼ばれるメタバース空間でクマたちで交流ができます。
10000体のNFTによって形成されるコミュニティとなっています。
9位 CloneX
➡ 前回ランク 10位 UP ( – 47.72%)
ナイキが買収したNFTのアート集団「RTFTK(アーティファクト)」が手掛けて、日本のアーティスト村上隆氏をコラボして作成されたNFTアートコレクション。
11/18に10000万個、後日追加され合計20000個のアバター型のNFTとなっています。当初の販売価格は0.05ETHでした。
ナイキの買収発表で大きな取引量を示しました。
CloneXの詳細についてはこちらをご覧ください。↓
10位 Moonbirds
➡ 前回ランク 2位 DOWN ( -87.60%)
Moonbirdsは10000枚の画像からなるNFTコレクションです。
NFTマーケットプレイス「OpenSea」のデータをみると、Azuki(5万イーサリアム)とBored Ape Yacht Club(3万5000イーサリアム)を抑えて、売上高トップとなっている。
11位 MurakamiFlowers
https://murakamiflowers.kaikaikiki.com/
➡ 前回ランク NEW
日本の有名クリエイターである「村上隆」氏によるNFTコレクションです。
作品は108という数字をキーワードに開発されています。 108の背景、花の色、フィールドを構成し、合計で11,664枚の花の画像のNFTとなっています。
12位 MurakamiFlowers Seed
https://murakamiflowers.kaikaikiki.com/
➡ 前回ランク 6位 DOWN (-67.79%)
日本の有名クリエイターである「村上隆」氏によるNFTコレクションです。
こちらは「MurakamiFlowers」が生まれる前のSeed(種)の状態であり、ここから 108の背景、花の色、フィールドを構成している花のNFTが生まれる。
13位 CryptoPunks(クリプトパンクス)
➡ 前回ランク UP 15位 ( -29.99%)
2017年にMatt Hall氏とJohn Watkinson氏が設立した「Larva Labs」により発表されて以来、最古のNFTとして現在では一つあたり、平均して20万ドル以上の高値を付けています。
NFTに興味のある人は一度は見かけたこともあるかもしれません。24✕24ピクセルのデジタルキャラクター画像が
10,000個存在しており、それぞれがユニークなものとなっています。
各パーツの組み合わせからより希少価値が高いパンク(絵文字)が取引されています。
14位 Art Blocks
➡ 前回ランク 圏外 UP ( +85.89%)
NFTアート作品を生成して、販売するためのサービスです。こちらで制作された「Ringers#879」というタイトルのNFTは約6億円で購入されたことで話題になりました。
アーティストがデジタル上の作品を価値にでき、ユーザはそれを購入できます。
15位 Sorare (ソラーレ)
公式HP https://sorare.com
➡ 前回ランク 圏外 UP ( +15.75%)
実際に存在するサッカー選手のカードを使用したサッカーゲームです。 現実のサッカーの試合の戦績がゲームのスコアに反映されます。 ゲーム内の好成績のプレイヤーは仮想通貨が与えられれます。
サッカーファンから注目されているNFTゲームです。日本でもコインチェックNFTでカードの販売がされています。
日本の人気クリエイター村上隆氏のNFTプロジェクト「Murakami.Flowers」とは?
今月の特集は日本の有名なクリエイターの一人である村上隆氏による初のNFTプロジェクトをご紹介していきます。
村上隆氏公式Twitter→https://twitter.com/takashipom
これまでには、ナイキに買収されたNFT集団「RTFKT」とのCloneXのデザインを手掛けてきており、そちらも大人気NFTとなっている。
この度、自身がプロデュースする初のNFTプロジェクトとなる。もともと2021年に販売が開始される予定だったものが延期され2022年04月に本格に販売が開始されました。
村上の代表的なモチーフである「お花」をドットで表現したNFT作品です。
コレクションは合計で11,664種類のNFTから構成されており、煩悩の数である「108」の2乗の数字となっておる。
「108」という煩悩を主軸に捉えており、NFTアートは
108の背景、108の花の色、108のフィールド
から構成されています。
NFT購入時は中身のわからない種(Seed)の状態で発行される
購入時は正体が分からない「種(Seed)」状態で、今回それらの中身が明かされた形となります。
このようなNFTは他のプロジェクトにも多くあり、代表的なものに「azuki」プロジェクトなどが挙げられます。
このように購入時にカードゲームのパックのようなランダム性も持たせワクワク感を演出することでよりレアリティの違いの楽しんだり、購入後にも期待感を色あせなわせないような仕組みとなっています。
村上隆氏はNFTへの可能性に大きく期待していると発言
村上隆氏はopenseaの当NFTプロジェクトの紹介に以下のように発表し今後のNFTへの可能性に言及しています。
私は NFT とは仮想通貨と併せて、⼈類が新たに「価値」や「所有」や「権利」の概念を本質に⽴ち戻って⾒つめなおす大きなきっかけであると捉えています。そして NFT は「リアルワールド」と「ヴァーチャルワールド」をつなぐ架け橋となる重⼤な要素と捉えています。現代アートは直接的にNFTの影響を受ける存在になって⾏くでしょう。私はNFTの概念の上で作品を作っていく活動⾃体もアートと呼んでもよいのではないかと考えています。 Murakami.Flowers の 108 の作品群及びその集合画「108 Earthly Temptations」は村上隆としての、そしておそらく現代美術作家としても初の NFT 出品となる記念碑的グループ作品 となります。この作品群を⼊⼝にして、NFT の世界を楽しんでいただければ幸いです。
OpenSeaから抜粋
今後の日本クリエイター発のNFTプロジェクトは増えていきそうですね。日本のアニメや漫画は世界中にファンも多い人気のコンテンツなので、日本発のNFTプロジェクトに注目していきましょう。
さわかぜ