(この記事は2022年10月01日に作成されました。)
2022年09月のNFTの売り上げをランキング形式でご紹介していきたいと思います。
2022年09月01日~09月30日の期間でNFT全体の売り上げ(ETH取引量)を
1~15位でランキング化して紹介します
また今月の大きく売り上げを伸ばした注目のNFTについて解説していきます。
今月はNFL公式アメフトのNFT「NFL ALL DAY」についてを詳しくご紹介していきます。
- 1. 1位 Bored Ape Yacht Club(退屈な類人猿)
- 2. 2位 QQL Mint Pass
- 3. 3位 Sorare (ソラーレ)
- 4. 4位 CryptoPunks(クリプトパンクス)
- 5. 5位 Mutant Ape Yacht Club
- 6. 6位 Ethereum Name Service
- 7. 7位 Otherdeed
- 8. 8位 NFL All Day
- 9. 9位 y00ts mint t00b
- 10. 10位 Gods Unchained Immutable
- 11. 11位 CloneX
- 12. 12位 ABC
- 13. 13位 azuki
- 14. 14位 Art Blocks
- 15. 14位 Renga Black Box
- 16. 今月の特集「NFL All Day」(ナショナル・フットボール・リーグ)アメフトNFT発売開始
- 17. 根強いファンがいるスポーツのNFTは人気が継続しやすい
1位 Bored Ape Yacht Club(退屈な類人猿)
➡ 前回ランク 2位 UP( – 39.59%)
「退屈な猿(Bored Ape)」が登場する10,000個のNFTアートコレクション。約3億3000万円にて売却したこともあります。
各画像は、最大170通りの特徴の組み合わせから生成されたカートゥーンの猿のポートレート写真です。
仮想通貨バブルで富を得た人々は退屈した猿のようになる。というコンセプトで作成されたアートです。多くの著名人や企業もアイコンにするなど世界中で注目されています。
Bored Ape Yacht Club (BAYC)はについて詳しくはこちら ↓
2位 QQL Mint Pass
➡ 前回ランク なし NEW
「Uniswap」(ユニスワップ)は、イーサリアム上でEther(ETH)やERC20トークンを交換するためのDEX(Decentralized Exchange)プロトコルです。
今回のバージョン3のアップデートによって、Uniswap上では正式にPolygon(MATIC)に対応したことで、uniswap上の対応トークンの売り上げが大幅に上がりました。
3位 Sorare (ソラーレ)
公式HP https://sorare.com
➡ 前回ランク 3位 KEEP ( + 1.3%)
実際に存在するサッカー選手のカードを使用したサッカーゲームです。 現実のサッカーの試合の戦績がゲームのスコアに反映されます。 ゲーム内の好成績のプレイヤーは仮想通貨が与えられれます。
サッカーファンから注目されているNFTゲームです。日本でもコインチェックNFTでカードの販売がされています。
sorare(ソラーレ)について詳しくはこちらの記事をご参照ください ↓
4位 CryptoPunks(クリプトパンクス)
➡ 前回ランク 7位 UP ( – 11.78%)
2017年にMatt Hall氏とJohn Watkinson氏が設立した「Larva Labs」により発表されて以来、最古のNFTとして現在では一つあたり、平均して20万ドル以上の高値を付けています。
NFTに興味のある人は一度は見かけたこともあるかもしれません。24✕24ピクセルのデジタルキャラクター画像が
10,000個存在しており、それぞれがユニークなものとなっています。
各パーツの組み合わせからより希少価値が高いパンク(絵文字)が取引されています。
5位 Mutant Ape Yacht Club
➡ 前回ランク 4位 DOWN ( – 29.71%)
ミュータントタイプいわれる「Bored Ape Yacht Club」の派生作品です。 Bored Ape Chemistry Club によっての⾃分のApeをミュータント化してできるNFTです。
NFTを使うことで元のNFTを残してデザインの違うミュータントエイプを作成できます。
ミュータント化したApeを売買することもできます。
6位 Ethereum Name Service
➡ 前回ランク 15位未満 UP ( +135.42%)
Ethereum Name Service(通称ENS)は、WEB3.0の技術を使ったDNSです。
暗号資産ウォレットアドレスやハッシュ、メタデータなど、Web 3.0上の複雑な識別子を読みやすい名前(ドメイン)に変換し、Ethereumブロックチェーンに登録できるようになります。
それによって、複雑なウォレットアドレスではなく、ENSドメインを共有することができます。
7位 Otherdeed
➡ 前回ランク 6位 DOWN ( – 33.95%)
Otherdeedは「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」のYuga Labsが手掛けるメタバースプロジェクトです。
メタバース「Otherside」は、複数の人気NFTの世界をつなぐオープンワールドゲームで、20万区画の土地で構成される仮想世界であり、その土地はNFTとして購入、所有、取引されます。
8位 NFL All Day
➡ 前回ランク NEW ( +100.62%)
NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)が手掛ける、NFTカードコレクションです。
人気NFTであるNBA TOPSHOTと同様に選手のプレーの一瞬が切り取られたNFTが販売されました。
9位 y00ts mint t00b
➡ 前回ランクなし NEW
y00ts mint t00b は、Solana ブロックチェーンでDeGodsを立ち上げたチームによって作成された 15,000 のミント パス NFT のコレクションです。
10位 Gods Unchained Immutable
➡ 前回ランクなし NEW( + 575.47%)
Immutable社がてがける、対戦カードゲーム型のNFTです。Gods Unchained では、ゲーム内アイテムに対する完全な所有権が与えられます。レアなカードを集めてデッキを構築し、カードを他のプレイヤーに売買することが可能です。
11位 CloneX
➡ 前回ランク 9位 DOWN ( – 42.70%)
ナイキが買収したNFTのアート集団「RTFTK(アーティファクト)」が手掛けて、日本のアーティスト村上隆氏をコラボして作成されたNFTアートコレクション。
11/18に10000万個、後日追加され合計20000個のアバター型のNFTとなっています。当初の販売価格は0.05ETHでした。
ナイキの買収発表で大きな取引量を示しました。
CloneXの詳細についてはこちらをご覧ください。↓
12位 ABC
➡ 前回ランク NEW
ABC は10,000 個の NFT のコレクションです。製作者のロイヤリティは 0% だと宣言されてます。
子供の絵のようなタッチは私たちが子供の頃、大人になる前の楽しさを思い出させてくれます。
13位 azuki
➡ 前回ランク 15位 UP( – 4.06%)
Azuki NFTは独自のERC721規格であるERC721Aを利用しています。トランザクション手数料を大幅に削減することができました
10000体のアバターNFTであり、TheGardenというメタバースコミュニティへのアクセス権でもあります。azukiはミント後時間差で中身がわかるようになっています。
azukiプロジェクトの詳細についてはこちらをご覧ください。↓
14位 Art Blocks
➡ 前回ランク 13位 DOWN ( – 18.69%)
NFTアート作品を生成して、販売するためのサービスです。こちらで制作された「Ringers#879」というタイトルのNFTは約6億円で購入されたことで話題になりました。
アーティストがデジタル上の作品を価値にでき、ユーザはそれを購入できます。
14位 Renga Black Box
➡ 前回ランク NEW ( +95.43%)
Renga Black Boxは黒い箱の中にキャラクター、コレクションのパーツ、新しい物語がランダムに入っています。手作りの芸術作品となっているようです。
RENGA のコレクションを使うことで自由で自分だけの世界を構築することができます。
今月の特集「NFL All Day」(ナショナル・フットボール・リーグ)アメフトNFT発売開始
アメリカンフットボールのNFL公式のNFTです。
人気デジタルプラットフォーム『NBA TopShot』を手掛けるDapper Labsと提携しており、今回リリースされる『NFL ALL Day』はNBA TopShot同様、Dapper Labsが開発に携わっています。
『NFL ALL DAY』は、NFLのプレーハイライトをNFTコレクションとして購入、所有、取引できるNFTプラットフォームです。このNFTコレクションは、NFLから公式にライセンスが付与された限定版のビデオハイライトとなっています。
根強いファンがいるスポーツのNFTは人気が継続しやすい
バスケットボールの『NBA TopShot』。サッカーの『sorare(ソラーレ)』などスポーツをテーマとしたNFTはランキングでの上位を維持しており、非常に継続的にファンから愛されるNFTのコンテンツです。
『NBA TopShot』や『sorare(ソラーレ)』について詳細は以下の記事参照 ↓
一過性が高く、投機的な売買もされがちなNFTコンテンツにおいて、このように本来そのコンテンツが好きで購入するファンがいるNFTコレクションは非常に危機の長いものになると考えています。
筆者も感じますが、NFTであれ、「儲けるために購入する」のでなく、
「そのNFTがコンテンツとして持っておきたい!」
と思えるものを購入するのがある意味であるべきNFTの姿であるのかなと思っています。
さわかぜ