これだけは知っておきたい6つのNFTプロジェクト

これだけは知っておきたい6つのNFTプロジェクト

現在、NFTプロジェクトが盛り上がりをみせています。これまでは小さなコミュニティで取引されていましたが、2021年にはコンテンツに数千ドル以上の値がつくなど、NFTバブルともいえるような状況です。

2020年に人気の高まったDeFiが仮想通貨を普及させることになると、多くの人が考えていました。しかし、ブロックチェーンに関わってこなかった人たちにとって、どのDeFiプロジェクトに投資すべきかを判断することは難しいでしょう。それに対してNFTは、初心者の方でも理解しやすい仕組みとなっており、NFTプロジェクトのなかにはメインストリームで利用されているものもあります。この記事では、これだけは知っておきたいNFTプロジェクトを説明していきます。

はじめに

まず、NFTの仕組みや使用方法について知りたい方はクリプトコレクタブルとNon-fungible Tokens (NFT) ガイドをご覧ください。

NFTとは「Non-Fungible Token」の略で、直訳すると「非代替トークン」を意味します。これまで、デジタルアートやデジタルジャケット、ゲームアイテムなどのデジタルの世界で取引されるものは、簡単に複製することが可能でした。そのため、資産価値があるとは考えられていませんでした。

ブロックチェーンから発行されるトークンは複製できず、唯一無二のデータを実現できます。NFTにより、デジタルデータやDeFiにおける流動性提供者(LP)のポジションを表せるようになりました。

NFTはデジタルデータにとどまらず、現実世界に存在するアートや建物、土地、さらには名前までもがNFTとして売買可能になるといわれています。しかし、現段階ではデジタルデータがトークン化されていることがほとんどです。ここからは、知っておきたい6つのNFTプロジェクトを説明していきます。

1.Beeple NFT

BeepleのNFT作品は非常に高値で取引されたことで話題となりました。ネット上でBeepleとして知られるデジタルアーティストのMike Winkelmann氏は、長い歴史のあるオークションハウスChristie’sで自身のNFT作品を競売にかけました。その結果、6,900万ドル(約75億円)の値がついたのです。

Beepleの作品はこれまで、100ドル以上で売れたことはありませんでした。しかし、Christie’sの発表によると、今回の落札でBeepleは最も価値のある現存アーティスト3人のうちの1人になりました。

これほどの値がついたBeepleの作品とはどのようなものなのでしょうか。作品のタイトルは「Everydays – The First 5000 Days」で、彼が2007年からの約14年間1日も休むことなくアップロードしてきた5,000作品をコラージュしたものです。

このプロジェクトはアート界に変革をもたらすと評価されました。デジタルアートに高値がつくことが証明されたため、今後新たなデジタルアートが爆発的に増えていくと予想されています。

2.NBA Top Shot

NBA Top ShotはDapper Labs社が手掛けるNFTコレクションゲームで、NBAプレイヤーの名場面をNFTにしたデジタルのカードパックを購入できます。このプロジェクトでは、ブロックチェーンゲームの基盤となるイーサリアムの拡張性の課題を解決するために開発された独自ブロックチェーン「Flow」を使用しています。

バスケットボールファンから高い支持を得ているNBA Top Shotですが、その人気は圧倒的なものです。Blockのデータダッシュボードによると、2021年6月時点で最も多くの人に使用されているNFTプラットフォームとなっています。

NBA Top Shotがここまでうまくいっている理由は何なのでしょうか。それは、NBA人気もさることながら、NFT取引に通常必要となるセットアップをせずに取引できる点です。仮想通貨の取引に興味ある方なら一度は耳にするメタマスク用の便利なガイドはいくつか存在しますが、誰でも使えるようにするにはまだ時間がかかるでしょう。友人にDeFiやイールファーミングを教えようとしたものの、難しすぎるという意見をもらった方もいるのではないでしょうか。

NBA Top Shotは難しそうなセットアップは不要で、すべてNBA Top Shotのサイトで完結します。そのため、自身がNFTの取引をしていることに気づかない可能性もあります。

3.Cryptopunks

CryptopunksはLarva Labs社が手掛けるプロジェクトです。24×24のピクセルアートが取引されており、ユニークなドット絵が特徴です。全部で1万個存在するピクセルアートは、同じものは2つと存在しません。このプロジェクトはイーサリアムの最古のNFTプロジェクトとされており、2017年に開始されました。

ローンチ時は無料配布され、イーサリアムウォレットを持っていれば誰でも手に入れることができました。2018年頃は1体50~100ドルで取引されていました。しかし、NFTが盛り上がりを見せた2020年末以降から徐々に高値がつくようになったのです。

2021年3月には、宇宙人のピクセルアートが4,200ETH(約8億円)で取引されています。2021年5月には、9体のピクセルアートが1,700万ドル(約18.5億円)で落札されました。

プロジェクトローンチ時は無料配布され、結果的に大きなリターンを得られた人がいました。しかし、デジタルデータを最初に購入するときは基本的にはプレミアム価格となるため、今後このような大きなリターンを得られる可能性は少ないでしょう。

4.Axie Infinity

Axie Infinityは、アクシーと呼ばれる仮想ペットの収集・育成・繁殖ができるゲームです。ポケモンとCryptoKittiesを組み合わせたようなゲームと考えてみてください。安全で流動性のあるマーケットプレイスを保証するため、Axie Infinityはイーサリウムブロックチェーンをベースにしています。これにより、アクシーの所有権を明確にし、スムーズかつ安全に取引できます。

アクシーはイーサリアム上のERC-721規格に沿ったものとなっています。アクシーは個人のウォレットに保存したり、ブロックチェーンベースのマーケットプレイスを使用して他のプレーヤーと取引したりできます。アクシーに加え、ゲームには仮想の土地とアイテムがあり、これらもERC-721規格に沿ったものです。ゲーム内では、アクシー同士で戦うことも可能で、バトルに勝利するとアクシーの繁殖に必要な資産「SLP」を獲得できます。

Axie Infinityはイーサリアム上で最も人気のあるNFTゲームの一つですが、アクシーとガス手数料が高いため、これから始めたいという方にとってややハードルが高いと考えられていました。しかし、このプロジェクトのためにつくられたRhoninサイドチェーンにより、コスト面での心配は軽減されます。詳しく知りたい方は、Axie Infinityについて解説している記事をご覧ください。

5.Decentraland

Decentralandは、イーサリアムブロックチェーンをベースとするVR空間プラットフォームです。このプラットフォーム内では、ERC-721トークンによって表される土地「LAND」を開発したり収益化したりできます。LANDは柔軟性に優れており、オーナーはどのようなコンテンツを配置したいかを選択できます。プラットフォーム内でサービスを受けたり商品を購入する際は、ERC-20トークンの一つであるMANAが必要となります。

2015年に始まったこのプロジェクトは、2021年6月時点で日本の仮想通貨取引所では取り扱いがない状況です。そのため、購入にはビットコインなどの仮想通貨を購入し、海外の取引所へ送金する必要があります。

ゴールドンマンサセックスによると、VR市場は2025年までに300〜950億ドルの成長が見込めると予想されています。そのため、ブロックチェーンとVRを融合させたこのプロジェクトにも大きな注目が集まっているのです。

6.Sorare

Sorareは、サッカー選手をカードゲームとして扱ったNFTのサービスです。実際にサッカーチームと契約を行ってサービスを展開しています。cryptoslamというNFTプロジェクト毎の取引高を見られるサイトでも2021年記事執筆時点で、TOP5に入る取引高を誇るサービスになっています。

カードゲームを購入したユーザは、手に入れたサッカー選手のカードでチームを作り、それを競わせることができるようになっています。

実際の試合結果に連動して、選手のステータスが変わるといったように、今まで物理的なカードではできなかった面白い要素が加えられています。NFTという希少性だけでなく、カードゲームとしても非常に面白いゲームということで人気がでているのにもうなずけます。

まとめ

所有権が明確化されたNFTの人気が高まってきているのは事実です。今後はゲームや土地、音楽などのさまざまなものがNFTとして取引されることが予想されます。NFTは初心者の方でも理解しやすい傾向があるものの、十分な理解のもとで使用する必要があります。

NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。

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