NFTの未来には何がある?NFTの課題と問題点について

NFTの未来には何がある?NFTの課題と問題点について

急速に注目が集まるNFT(非代替性トークン)ですが、取引に関する課題があることをご存知でしょうか?この記事では、NFTの未来や課題についてご紹介します。

NFTの未来はどうなる?

NFTとは、「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」を略した言葉です。デジタルアートやゲームに改ざんできないデジタル署名をつけ、唯一無二の資産として価値を持たせることができます。

イーサリアムの取引量は莫大

NFT作品の取引数は右肩上がりに増加しており、しかも高値で取引されています。たとえば、大手オークションハウスのクリスティーズでは、アメリカの画家・版画家・芸術家であるアンディ・ウォーホル氏が1980年代に制作したデジタル画像のNFT作品が出品されました。その結果、87万ドル(約9,600万円)で落札されています。クリスティーズのオークションではそのほかにも、Beepleとして知られるデジタルアーティストMike Winkelmann氏のNFT作品が出品され、6,930万ドル以上(約76億5,000万円)の高値で落札されました。この2つのオークションでは、仮想通貨イーサリアムでの支払い方法が採用されています。

YouTubeで8億8,500万回以上の再生回数を記録している動画「Charlie Bit My Finger」もNFTとしてイーサリアムブロックチェーン上でオークションにかけられ、76万9,999ドル(約8,500万円)で落札されました。

2021年5月後半に仮想通貨価格が暴落するなか、イーサリアム、WAX、Flow全体で1日に推定8万5,787個のNFTが売買されており、その総額は580万ドル(約6億4,000万円)に上っています。取引量は、2021年1月と比較すると277%増加している状況です。

NFTを特別なものにするために

NFT作品を特別なものにする要素として、「ブロックチェーンとの連動」と「スマートコントラクト」が挙げられます。

ブロックチェーンと連動するメリット

NFTはブロックチェーンと連動しています。ブロックチェーンとは「分散型台帳技術」のことで、銀行などの金融機関が使用しているような「中央集権型システム」を必ずしも必要としません。これにより、取引をより迅速かつ容易にできるようになります。

さらに、ブロックチェーン上には、NFTに関連するすべての取引記録が残されます。たとえばアート作品のNFTであれば、その作品の制作者までさかのぼって証明できるのです。取引記録を残せるブロックチェーン上で発行されたデータは、コピーや改ざんを防げるという特徴があります。これまでもデジタルデータに電子透かしを入れるなどの方法はあったものの、コピーを直接防ぐ方法はなく、これを可能にしたのがブロックチェーンと連動したNFTといえるでしょう。

スマートコントラクト

NFTでは、スマートコントラクトと呼ばれる一定条件のもとで自動的に実行されるプログラムが活用されています。スマートコントラクトとは、ブロックチェーンシステム上の概念であり、第三者を介することなく自動的に処理されるため、セキュリティを強化できます。さらに、スマートコントラクトの内容や、そのルールに沿って実行された取引内容はブロックチェーン上に公開されるため、取引の透明性を保てるというメリットもあります。

NFTにおける不正の問題

NFTが初めて登場したのは2014年といわれています。メインストリームで注目され始めたのはここ数年のことで、急速に取引数が増加しているNFTですが、不正の問題もあります。

著作者以外がNFT化してしまう

作品の著作者ではない人がNFT化してマーケットプレイスに出品するのは不正行為ですが、実際には著作者以外がNFT化し、著作者自身が気づかないうちに出品されている事例もあるということです。

取引する人のなかには、NFT自体に著作権があると信じている人も多いのが現状です。しかし、あくまでもNFTは資産を表すトークンであり、著作権を持っているのは作品の著作者本人です。そのため、著作権も含めてNFT化するなどの明確な意思表示がない限りは、法律の範囲内での利用が求められます。

NFTが正しい所有者から作られた証明ができるか

クリスティーズで取引されたアンディ・ウォーホル氏のNFT作品に関する問題提起もされています。それは、「著作権を持っている人から作られた証明ができるか」という点です。アンディ・ウォーホル氏のようにオリジナル作品のアーティストがすでに亡くなっている場合や、著作権が譲渡されている場合は、NFTを出品した人物が著作物を取り扱う権利を持っているかどうかが重要になってきます。

まとめ

ブロックチェーン技術を活用したNFTの取引量が増加していることは事実です。ただ、公正に取引するためには、著作権などに関する規則をNFT市場に組み込む必要があります。

NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。

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