Flowにとって初のNFTマーケットプレイスVIV3

Flowにとって初のNFTマーケットプレイスVIV3

Flowとは、Dappe rLabs社が開発するブロックチェーンです。DapperLabs社はこれまで、ブロックチェーン上で形成されるゲームである「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」や、NFTとして発行されたトレーディングカードの取引ができる「NBA Top Shot」などをリリースしてきました。

今回は、そんなFlowにとって初となるNFTマーケットプレイス「VIV3(ヴィヴスリー)」の特徴や、販売されているアートについてご紹介します。

VIV3の特徴は?

VIV3は、2021年1月27日にローンチされました。

VIV3には次のような特徴があります。

・有名なアーティストが多数参加
・あらゆるジャンルのNFTを掲載
・USDCの入金に対応

有名なアーティストが多数参加

VIV3を盛り上げるため、世界で活躍する有名アーティストが多数参加しています。立ち上げから参加しているアーティストには、ニューヨークや香港の大規模な公共事業で知られている「NYブルックリン」で活動するデジタルメディアアーティストのAnne Spalter氏のような定評あるクリエイターもいます。

Anne Spalter氏の作品「Vacation Sunset」

地球上最高のコンセプトデザインアーティストの1人とも呼ばれるBenMauro氏との提携も発表されました。Ben氏は、「ホビット」「ヴァレリアン千の惑星の救世主」「移動都市モータルエンジン」「スパイダーマン2」「エリジウム」「チャッピー」などの映画作品や「コールオブデューティー」「チャッピー」「ヘイロー」などのゲームをモチーフとした作品の制作実績があります。

あらゆるジャンルのNFTを掲載

VIV3では、さまざまなジャンルのNFTが掲載されることが期待されています。現在はアートがメインですが、VIV3ローンチに伴い、ゲーム開発企業のB-SIDE GAMESとのパートナーシップを発表しました。B-SIDE GAMESが開発したChainmonstersは、デジタルモンスターを捕まえ、戦い、取引し、競い合う、新しい形のオンラインゲームです。これにより、音楽関連のNFTの掲載が増えるのではないかと考えられています。さらに、Flowはレコード会社のワーナーミュージックとも提携しているため、音楽関連のNFTの掲載が増えることも期待されています。

USDCの入金に対応

VIV3は、イーサリアムブロックチェーン基盤のステーブルコインであるUSDC(USDコイン)の入金に対応しているため、Flowトークンがなくても取引可能です。USDCはその名のとおり、米ドルに連動する仮想通貨であり、送金したUSDCの金額がVIV3内のウォレットに反映されるようになっています。そのため、これまでにFlowトークンを利用したことがない場合でもVIV3に参加しやすいでしょう。

VIV3で販売されているアート

VIV3で実際に出品しているアーティストの例として、Remo Camero氏、Gisel Florez氏、Jonas Kasper Jensen氏、Daïm氏などが挙げられます。今回は、それぞれのアーティストの特徴と出品しているアートについてご紹介します。

Remo Camero氏:ファインアート、ストリートアート、デジタルアート、写真、映像、サウンドなど、ジャンルを超えた作品を制作するマルチメディア・アーティストです。Remo氏の作品は世界各国で展示されています。VIV3では、骸骨をモチーフにした作品を中心に掲載されています。

Gisel Florez氏:写真技術の分野で17年以上の経験を持ち、ニューヨークを拠点に活動するアーティストです。光と時間を探求した作品が特徴で、VIV3では以下のような作品が掲載されています。

Jonas Kasper Jensen氏:コペンハーゲンを拠点に活動するビジュアルアーティストです。ヨーロッパで芸術が学べる最も古い大学の一つである「Royal Academy of Fine Arts」(コペンハーゲン)で芸術を学びました。VIV3では、以下のような作品が掲載されています。

Daïm氏:ハンガリー系カナダ人で、NFTアワード2020のファイナリストです。学術研究や著書出版などの実績もあり、VIV3では以下のような作品が掲載されています。

手数料無料、さらに二次流通の収益も入る

手数料(通称ガス代)が無料であることもVIV3の魅力といえるでしょう。急速に盛り上がりを見せるNFTですが、高騰する手数料が課題になっています。VIV3では、ブロックチェーン上で実行されるプログラムである「スマートコントラクト」のデプロイ、取引の成立を確認する工程である「マイニング」、NFT作成、トランザクション(取引)などにかかる費用をすべて負担してくれます。費用面で見れば、これまでNFTを出品したことのあるユーザーはもちろん、初めて参加するユーザーにとっても利用しやすいマーケットプレイスといえるでしょう。

VIV3では、直接取引から87.5%の収益が得られます。それに加え、二次流通の収益も手に入れられるのが特徴です。具体的には、二次流通で売買された場合、最大10%の収益を得られるということです。これにより、クリエイターの収益獲得の可能性が広がるでしょう。

まとめ

VIV3ではすでに多くのNFTが取引されています。有名アーティストの参加に加え、さまざまなジャンルのNFTの取り扱いがあることや、手数料無料で使用できることから、今後自分だけのNFTの出品を検討するクリエイターが増えるかもしれません。

NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。

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