NFTマーケットプレイス「nanakusa」は8月10日、NFT作品をクレジットカードで決済できる機能を発表しました。この記事では、nanakusaの概要や、クレジットカード決済の方法をご紹介します。
NFTマーケットプレイス「nanakusa」
NFTマーケットプレイス「nanakusa」は、株式会社スマートアプリが運営する国内初のクリプトアーティスト登録制NFTマーケットプレイス。nanakusaが公認したクリプトアーティストが制作したNFT作品の販売や、一度販売されてユーザーが保有しているNFT作品の再販ができます。日本発のNFTマーケットプレイスですが、日本のみならず世界各国のクリエイターが参加している点が特徴です。
株式会社スマートアプリはnanakusaのほかにも、ブロックチェーン技術を活用したさまざまなサービスを展開。その例として、NFTコンサルティングとして戦略立案からリリース後の運用まで一貫してサポートする「NFT Consulting」、イーサリアム系トークンを管理できるウォレットアプリ「GO!WALLET」、GO!WALLETが提供する各種機能をオープン化した「GO BASE」などが挙げられます。
NFTを購入するためにはウォレットが必要
NFTを購入するためには、「MetaMask」というウォレットが必要です。MetaMaskとは、イーサリアムベースのWebウォレットアプリ。Googleブラウザ「Chrome」の拡張機能として連携できます。MetaMaskの登録が完了したら、nanakusaマイアカウントにメールアドレスの登録もしておきましょう。
クレジットカードだけで購入が可能に！
nanakusaではこれまで、暗号通貨のEthereum（イーサリアム）やPolygon（ポリゴン）での決済のみに対応していましたが、今回、NFT作品をクレジットカードで決済できることを発表しました。
NFTマーケットプレイスの使いやすさを重視
クレジットカード決済導入の背景には、NFT取引のしやすさへの配慮があるようです。実際に、世界の9つのNFTマーケットプレイスを対象にした調査によると、クレジットカード対応がユーザー数増加に寄与していると考えられることをnanakusaは発表しています。
2021年8月現在、クリプトアーティストが制作したNFT作品の取引時のみクレジットカード決済が可能で、再販には対応していないということです。nanakusaでは現時点で、次の5つのクレジットカードブランドに対応しています。
・VISA
・JCB
・Mastercard
・AMEX
・Diners
クレジットカード決済で購入する方法
次の手順に沿って操作することで、NFT作品をクレジットカード決済で購入できます。
1.「購入する」を押す
2.「クレジットカードで支払う」を押す
3.各種カード情報を入力し、「購入する」を押す
4.3Dセキュア認証をする
5.購入完了を確認する
アーティストがクレジットカード決済を許可する方法
制作したNFT作品のクレジットカード決済をクリプトアーティストが許可したい場合、次の手順に沿って出品する必要があります。
1.「出品する」を押す
2.「通常の販売」を選択する
3.価格を設定する。NFT作品を制作したネットワークがイーサリアムの場合はイーサリアムでの価格設定、ポリゴンの場合はポリゴンでの価格設定をする
4.「クレジットカード決済を許可する」にチェックを入れる
5.「出品」を押すとMetamaskが起動するので、署名すれば出品が完了する
まとめ
これまでに、海外のNFTマーケットプレイスの利用に不安を感じる方がいたのは事実。一方で、日本発のNFTマーケットプレイス「nanakusa」は日本語での表記も多いため、初心者の方にとっては挑戦しやすいのが特徴です。さらに、今回クレジットカード決済が可能になったことで、「仮想通貨の利用は難しそう」といった悩みを抱えていた方の参加を後押してくれるでしょう。
今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。
