Enjinが国連グローバル・コンパクトに参加。NFTを通してSDGs達成に貢献

Enjinが国連グローバル・コンパクトに参加。NFTを通してSDGs達成に貢献

ブロックチェーンプラットフォームEnjin(エンジン)は8月20日、国連グローバル・コンパクト(UNGC)に参加することを発表しました。同社は、NFTを通してSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献していく意向です。この記事では、UNGCの概要や、近年あらゆる業界で重視されているSDGsの達成に、NFTを通して貢献するための取り組みを解説します。

ブロックチェーンプラットフォームEnjinがUNGCに参加

Enjinとは、ブロックチェーンプラットフォーム「Enjin Platform」などを運営するシンガポールの企業。このプラットフォームでは、ユーザー数が2,000万人を超えるともいわれる仮想通貨(暗号資産)であるエンジンコイン(ENJ)を発行しており、ENJを使用してNFTの売買ができます。

Enjin Platform公式ページ

今回、EnjinはUNGCの上級会員(Participant)として参加するとしています。UNGCの上級会員資格は2018年から始まったステータスで、従来の「署名」と比べると活用できるサービスが幅広いとのこと。そもそもUNGCとは、各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することで、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに参加する自発的な取り組みです。世界各国の1万8,000を超える組織がUNGCに署名しており、「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」の4分野・10原則を軸に活動することが署名組織には求められます。

EnjinのCEO(最高経営責任者)であるMaxim Blagov氏は、UNGCへの参加について「当社ではNFTを使ってより良い未来を作るため、持続可能なエコシステムを開発しています。UNGCへの参加は、ブロックチェーン技術を通じて人々の生活を向上させるという当社の取り組みを再確認するものであると同時に、当社の取り組みが持続可能で最適化されたものであることを保証し、一般市民への説明責任も果たすものです」と述べました。

ブロックチェーンでSDGsを達成するには

ブロックチェーン技術でSDGsを達成するために、Enjinは具体的にどのような取り組みを実施しているのでしょうか。

環境に配慮した「JumpNet」ブロックチェーン

Enjinは2021年4月、環境に配慮したブロックチェーン「JumpNet」をローンチしました。JumpNetは、Enjinが策定した「2030年までにNFTの活用をカーボンニュートラルにする計画」に基づいて開発されたもの。カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにすることです。

JumpNet公式ページ

JumpNetが使用するエネルギー量は、NFT業界で最も広く使用されているネットワークであるイーサリアムよりも99.99%少なくなり、米国の平均的な家庭の使用量よりも少なくなるとEnjinは公表していました。そして、同社は2021年6月、JumpNetがカーボンネガティブ(排出される温室効果ガスよりも相殺する温室効果ガスが上回ること)になったと発表しました。これに加えて、Polkadot(ポルカドット)のパラチェーンである「Efinity」を開発中で、Efinityをカーボンニュートラルにする意向も示しています。

また、JumpNetには環境に配慮している点以外にも、クリエイターが取引手数料(通称ガス代)無料でNFTを発行して大量配布できるという特徴があります。ローンチ当初から、マイクロソフトや世界最大の仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)、中国産大取引所の一つであるOKEx、日本の人気VTuberなど、50以上の企業やゲーム、NFTプロジェクトに活用されてきました。

ブロックチェーンの電力消費量

既存のブロックチェーン技術を活用した取引で問題視されてきたのが、膨大な電力を消費する点です。たとえば、取引の成立を確認する工程である「マイニング」では複雑な計算が必要になるため、多くのエネルギーを消費します。

仮想通貨の一種であるビットコイン(BTC)の取引を例に挙げると、ビットコインのネットワークに使用されている電力量は年間142.59テラワットアワー(TWh)であり、多くの国々の年間消費電力量を上回っている状況です。このような状況を受けて、環境に配慮した電力消費量の少ないブロックチェーンの活用が重要となっています。

まとめ

2021年に入ってから急速に盛り上がりを見せるNFT業界ですが、NFT取引に伴う環境への影響も問題視されており、ブロックチェーンのネットワークにおける電力消費量がその主な原因です。環境に配慮したブロックチェーン「JumpNet」を開発したEnjinがUNGCに参加することで、NFT業界における環境に配慮した取り組みが加速するかもしれません。

今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。

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