【NFT】DeathbatsがNFTファンクラブ発行 NFTとコミュニティの可能性とは【BAYC】

【NFT】DeathbatsがNFTファンクラブ発行 NFTとコミュニティの可能性とは【BAYC】

(この記事は2021年12月10日に作成されました。)

現在多くのNFTが発行されているNFTバブル状態となっています。

そして多くのNFT作品が購入特典として、Discodeなどの「限定コミュニティでの参加」権利を付属させています。

例えば、米巨大掲示板の「raddit」内に存在している、「Wallstreetbets」が発行するNFTなどもそうです。
以下記事参照 ↓

このダイヤモンドハンズNFTといわれる、NFTを購入するとメンバー専用のDiscordルームに入ることができます。

このような、NFT自体に価値付けをするのみでなく、購入することによってそのコミュニティへの参加ができるこということも大きな理由となっているでしょう。

今回は、新たなNFTプロジェクトとして増えそうなNFTファンクラブについてご紹介していきます。

コミュニティはNFTが持つ重要な柱となっている

出典:東京ゲームショウ2021

NFTを持っていることでどのような利点があるのかというと、そのコミュニティへのアクセス権が与えられるということが大きな点としてあげられる。

・Dicsodeサーバへのアクセス権

・プロフィール画像をNFTにすることで共有をしているという感覚

・運営方針についての投票権利など影響を与えることができる

・新しいトークンや情報を最優先で得ることができる

このように、NFTを所有することでコミュニティとのつながりができ、共同感覚を得ることで一緒にそのNFTを盛り上げていこうとします。

「BAYC」など所有していること自体がマーケティングツールとなる

また、有名なNFTを所有していること自体が自分の市場価値を表すことでもあります。

大人気のNFTアートとなっている「BAYC(退屈した猿のヨットクラブ)」の現象を見ると明らかです。

もともと、200ドル(22000円)程度で販売されていたこのNFTコレクションは、現在Openseaでは平均して40ETH、日本円で1600万円という高値で販売されています。

9月のサザビーズオークションでは「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」101点NFTコレクションが2440万ドル(約26億8000万円)もの値段で落札されました。

BAYCはNBAで2度MVPを受賞したことがあるスター選手Steph Curry氏が購入したことでも大きく話題になり注目されました。

そのような著名人も参加しているプロジェクトならと、多くの人もそのNFTを所有したがります。

さらにこの「BAYC」のNFTを所有していれば、自身の猿のNFTを使ってグッズなどのビジネス展開も可能となっています。

このBAYCはメタバース上でバンドデビューも果たしています。

このように、このNFTのアート自体に価値があるのではなく、NFTを所有すること自体が様々な方面への影響を与える点で所有するメリットがあるといえるでしょう。

Deathbats」 がNFTファンクラブプロジェクトをリリース

Avenged Sevenfoldといわれる、メタバース上のバンドグループがあります。

彼らは、「Deathbats」という自分たちの10000個のNFTコレクションを12/13に販売しました。価格は0.08ETHとなっています。公式サイトから登録をして、ホワイトリストに反映されていると購入できるようなります。

これまで、バンドメンバーは発行NFTするプロジェクトはありましたがこの 「Deathbats」 ではよりファンクラブとしての側面を重視し、ファンとつながるためのプロジェクトとなっています。

それぞれが一意なものになっています。NFTによってレアリティが異なり4つのレアリティによって特典があり、以下を発表しています。

ゲスト:無料のチケットとメンバーと出会える

ゴースト:生涯無料のチケット

アンデッド:あなたのために会って挨拶する

Shook:トークン所有者に送信される独占的なグッズ

また、すべてのNFT所有者はメンバー専用Discodeに招待され、バンドの限定グッズをもらえたり、映画やポーカーを楽しめるといった特典もあります。

メタバースを使ったNFTゲームでもある「The sandbox」で彼らは土地を所有しており、そこでのイベントやライブなどの参加権もあります。

「The sandbox」 についてはこちらからどうぞ ↓

Avenged Sevenfold はこのメタバース上の土地を使ったゲーム制作についても示唆しています。

NFTを持たないファンへの考慮も

また、このNFTは10000個の発行であるため、購入できないファンのほうがはるかに多いことも、メンバーでもあるサンダースは

「将来的には、Deathbatsの所有者はさまざまなトピックに投票し、DeathbatsNFTコミュニティの将来を決定できるようになるもの、所有していないたくさんのファンのことも検討すべき」

とも話している点から、NFTを所有するユーザへの得点はもちろんであるが、コミュニティがより閉鎖的なものとなってしまうことを懸念しています。

今後のNFTとコミュニティへの関係性についてのまとめ

改めてまとめると、NFTを所有することで以下のメリットがあり、横のつながりを広くすることができます。

・コミュニティへの参加権利

・プロジェクトの運営についての決定権

・持っていることで自分の価値をアピールできる

・様々な特典を入手できる

逆に以下のような懸念点(デメリット)があるともいえます。

・ファンなどもコミュニティ参加への権限がなくなる

・クローズドな環境であり、情報が閉鎖的なものとなる

・カルト集団化してしまい、盲目的になり得る

・投資的な目的でつながり本質的な興味があるのか疑わしい

あくまで、個人的な考えも含まれていますが、オンライン上のコミュニティなのでいい面、悪い面がありそうです。

著名人によるオンラインコミュニティが近年注目されているため、こうしたNFTを利用したコミュニティ構築は増えていきそうですね。

さわかぜ

ニュースカテゴリの最新記事

NFT GUIDEをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む