(当記事は2021年11月10日に作成されました。)
アメリカの巨大掲示板raddit(ラディッツ)に存在する個人投資家たちの集まり
「Wallstreetbets」
富も権利も持たない個人投資家たちがゲームストップ株騒動で大いに注目を集めました。
Wallstreetbets(ウォールストリートベット)とは何か?やゲームストップ株事件について詳しくはこちらか↓
個人投資家集団Wallstreetbets(ウォールストリートベット)とは何か【ゲームストップ事件】
アメリカのみに留まらず、世界中の投資家に影響を与えているといってもいいこのコミュニティが新たにNFTを発行しました。
NFTとは何か?
暗号資産トークンを用いて、デジタル上の資産を代替不可能な一意ななものにして明確な価値をつける技術です。
詳しくはこちらから↓
人気爆発の『NFT(非代替性トークン)』とは?知識ゼロからわかる基本知識、世界のNFT活用例、将来性などの6大疑問を徹底解説します!
WSBが「ダイヤモンドハンズパスNFT」をリリース
2021年09月にウォールストリートベッツ(WBS)創業者でもあるジェイミー・ロゴジンスキー氏はWBSのNFTを発行することを発表しました。
また、同氏は現在はWallstreetbets Dapp(wsbdapp.com)と呼ばれる新しい分散型ファイナンスプロジェクトにも参画しています。
NFTを発行した理由として
「当コミュニティはこれまで無償で情報を提供し続けてきた。今後のコミュニティを更に飛躍させるため、アーティストやDeFi(分散型金融)開発者、ブロックチェーン愛好家などを集めたグローバルチームを作り上げ、WSBが築き上げた文化や創造性を融合させたNFTを開発する」
と主張しています。
発行数は約15,000となりコミュニティ内で取引できるようです。
WBSが発行するダイヤモンドハンズNFTとは
ダイヤモンドハンズNFTとは、投資家の間では「(その銘柄を)絶対に手放さない」ということを意味しており、よくダイヤモンドと両手を開いた手の2つの絵文字で表現されています。
創業者のジェイミー・ロゴジンスキー氏は
「ダイヤモンドハンズパスNFTは、所有している個人の金銭的将来を支援するものになるとして、それを提供できることを誇りに思う。」
と発表しまた、非常クールなアートとなると語っています。
WBSのNFTの特徴として
・15000のダイヤモンドハンズNFT
・30000のNFTラッフルチケット(抽選制)
・153種類の特徴的なアート
・40,600,560もの組合せバリエーション
があり、その購入に関しては抽選制を検討しているようで配布に関して公平性を保つために、30000のNFTラッフルチケット購入者の中を最大5枚購入することができ、そのウォレット内にダイヤモンドハンズNFTが当選した場合に補填されるようです。
外れた場合はキャッシュバックは行われます。
ダイヤモンドハンズNFT自体はyung.lils氏によるアートワークであり一つ一つが手作りであるとも発表されています。
ウォールストリートベッツNFTを購入した場合の特典について
ダイヤモンドハンズNFTの所有者は以下のような特典を受けることができると発表されています。
①メンバー専用のDiscordルームに入ることができます。
メンバーのみがアクセスできその中で情報交換できることは大きなメリットとなりそうです。
②WSBのシステムについて投票権が与えられる。
運営についての投票権利も特典には含まれています。
③今後生成されるコレクションと手数料を無料で請求できる権利
牛・熊・類人猿といった3種類のアバターがあるようで。ダイヤモンドハンズパスNFTとこれら3種類のNFTを集めることで、さらなる報酬を得られる仕組み(イールド・ファーミング)を作れるようです。
Wallstreetbets(ウォールストリートベッツ)のNFTまとめ
・15000のダイヤモンドハンズNFTであり価値あるアートワーク
・購入は抽選制となりNFTラッフルチケットが必要
・購入者には更に利益を増やせるような仕組みある。
・専用DiscordやWBSのシステムへの投票権利もある。
以上のような内容となっています。その利用者や影響力に対して15000という数なのでかなり競争力がありそうです。
コミュニティそのものを利用していたり、投資を通じて更に利益を増やしたい人にとっては注目すべきNFTといえるかもしれません。
さわかぜ