実車よりも高価になった「GT-R NFT」のお値段なんとおよそ2億6000万円!現実のものを所有するNFTが登場

実車よりも高価になった「GT-R NFT」のお値段なんとおよそ2億6000万円!現実のものを所有するNFTが登場

代替不可能なトークンとして、デジタルデータに資産価値を付与するNFT。様々なアート作品やブロックチェーン技術を用いたゲームなど、幅広い分野のデジタル資産が市場で取引される中、現物の権利のNFT化も活性化しています。

この記事では、実際に所有できるNFTや今後の可能性についてお伝えしていきます。

現実のものを所有するNFTが続々登場

NFTといえば、これまでは「Beeple(ビープル)のデジタルアート作品」や「Twitterの共同創設者でCEOを務めるJack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏の最初のツイート」といったデジタル資産を中心として取引されてきました。

招待などのコネクションを必要とせず、誰でも気軽にアート作品を作成し売買できる環境が提供され、ブロックチェーン技術によって、アーティスト自身にも公平な報酬が支払われるNFT市場は発展を続けています。しかし、ここにきてデジタル資産だけではなく、現実のものを所有できるNFTが続々と登場するようになっています。

UniCaskプロジェクト

UniCaskプロジェクトは、株式会社レシカがリードするNFTプロジェクトです。ブロックチェーン技術を用いてウィスキー樽の所有権の証明、移転登記、売買管理を行い、一般の愛好家でもアルコールの取引が容易に行える環境作りを目指しています。

2021年にはベータ版アプリ「UniCask」もリリースされ、NFTとしてウィスキー樽を購入した所有者はアプリからウィスキーの売買が可能です。生産者である蒸留所にもウィスキーの熟成前から樽単位で販売することが可能となり、運営が活性化するというメリットがあります。

ZIPANGU GOLD

ZIPANGU GOLDは、1950年に創業したスカジャン専門店「MIKASA」とスカジャン絵師の横地広海知氏が共同設立したジャパンジャケットが販売するNFT。初回購入者にはNFTを元にした実物のスカジャンを手に入れられるそうです。

購入者の名前や住所などを入れ、アイデンティティを表現することを楽しむファッションとして親しまれてきたスカジャンですが、近年では世界中で購入できるようになり、どこで購入したかという価値やアイデンティティが薄れてきている側面があります。ジャパンジャケットは、NFTの「ここにしかないもの」を販売するといった側面から、今回のNFT販売に踏み切ったとのこと。今後はARやメタバースウェアラブルなどの発売も検討しているようです。

GAPのNFTコレクション

ファッションブランドの「GAP(ギャップ)」も、ブランド初のNFTコレクションの販売を発表しています。今回GAPが発売するのは、アメリカ・ニューヨークのアーティストであるBrandon Sines(ブランドン・サインズ)が手がけるアートシリーズ「Frank Ape(フランク・エイプ)」との限定コラボレーションアイテム。デジタルアートと現物で入手可能なフーディーをゲーム内でドロップするとしており、コモン、レア、エピック、ワン・オブ・ア・カインドの4つの異なるのレベルに別れています。コモンは期間限定販売、レアとエピックは先着順、ワン・オブ・ア・カインドはオークション形式で販売されるなど、それぞれ価格や販売形態も異なっています。

GT-R NFTが実車よりも高値をつける

(引用:Rubix Network公式サイト)

実物も手に入れられるNFTがぞくぞくと増えていく中、一際注目を集めたのが日産カナダがアーティストのAlex McLeod(アレックス・マクラウド)氏とコラボレーションして制作した「GT-R」のNFT販売です。このGT-R NFTは、カナダのNFTマーケットの「RubiX Network」上で、オークション形式で販売されました。購入者は、「世界に一台だけのGT-R」であるGT-RニスモのNFTだけではなく、「GT-R ニスモ・スペシャルエディション(カナダ仕様)」の実車も同時に手にすることが出来るとされ、同時に、最低落札価格を上回った金額は慈善団体へと寄付することが発表されています。

GT-R NFTのオークションでの落札価格は、開始価格である約2400万円(28万カナダドル)の100倍以上となる2億6000万円(230万USドル)。GT-Rの2022年モデルであるGT-Rニスモ・スペシャルエディションの日本での新車価格が2464万円のため、今回のNFTは実車価格を大きく上回る結果となりました。

NFTの可能性は無限大

様々な企業や団体、アーティストが参入しているNFT市場。GT-R NFTを販売した戦術の日産カナダだけではなく、ランボルギーニやポルシェ、マクラーレンなどもプロジェクトを発表しています。NFT市場はこれからもますます盛り上がって行くことでしょう。

デジタルデータだけじゃないNFTの価値

NFT市場の活性化は、やはりデジタルデータに留まらず、実物にも影響を与えていることがその理由のひとつと言えます。UniCaskプロジェクトやZIPANGUGOLDもそうでしたが、これまでの業界の常識や抱えている問題を、NFTを利用することによって改善していこうとする企業は今後も増えていくと見られます。NFT購入者は、そういった企業や団体のNFTを購入することで業界を活性化し、社会貢献を目指せるというメリットもあるのです。

投機目的の商品としても今後盛り上がる可能性

業界の応援や単なるコレクションだけでなく、実物NFTは投機としての魅力も持ち合わせています。例えば、今回日産カナダが販売したGT-R NFTがこれほどまでの落札価格となった背景には、GT-Rの現物が中古車でも1600万円相当で売買されるなど、高騰が続いている状況があります。「世界に一台だけのGT-R」となればビンテージとしての価格も期待出来るとして、これほどまでに価格が上がったという一面があると言えるでしょう。

根強いファンが多い高級スポーツカーやファッションブランドがNFTを販売することは、購入したNFTの価値が簡単には下がらず、逆に上がっていく可能性を示しています。投機を目的としてNFTを購入する層にとっても注目するべき点です。

まとめ

NFT市場は、デジタルデータの資産から実物資産へとまだまだ成長を続けています。これからも多くの企業やコンテンツの参入が見込まれ、その動きに注視していくべきでしょう。

今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。

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