NFTを活用した収益化が珍しいものではなくなった今、「今後もNFTを活用して利益を出すことはできるのか」という疑問や不安を持つ方もいます。この記事では、NFTを活用した収益化の方法を整理し、今後もNFTにより収益を出すためにはどのような点が重要になるのかを解説します。
NFTを活用した収益化に関心がある方は、ぜひご覧ください。
NFTを活用した収益化とは何か
アーティストやコンテンツ作成者がNFTを活用して収益化する方法として、「販売」「競売」「ライセンス供与」「ロイヤリティプログラム」などが挙げられます。
「販売」では、アーティストなどが作成したNFTをNFTマーケットプレイスに出品し、そのNFTに買い手がつくことで収益を出すことができます。「競売」は、NFT所有者がオークション形式で販売し、最高落札入札者に売却する方法です。
「ライセンス供与」では、NFTを発行したユーザーが、NFTの商用利用権などのライセンスを付与することで収益化できます。「ロイヤリティプログラム」は、アーティストが作成したNFT作品が転売されることで、2次流通での手数料が入ってくる仕組みです。
NFTの収益化には特別感が重要
現在では、自身が作成したNFTを販売するユーザーが数多くいるため、その中で収益化をするには特別感が重要です。
たとえば、ビットコイン創設者の未発表論文をNFTとして販売するなど、オリジナル作品を販売する方法があります。
そのほかにも、「VtuberDAO」は特別感のあるプロジェクトとして注目を集めています。VtuberDAOとは、VtuberのプロデュースやマネジメントができるDAOコミュニティです。各VtuberのNFT保有者がオーナー・マネージャー・プロデューサーになることができ、NFT保有者は配信者の活動における重要な決定事項への投票権を持ちます。
NFTを活用した収益化の利点とは
NFTを活用した収益化の利点は、作品の価値を確立し、著作権も保護しながらアーティストやコンテンツ作成者が収益を得られることです。
また、多くのユーザーが利用するNFTマーケットプレイス上でNFTが取引されることになるため、ファンを増やすきっかけにもなります。
今後もNFTは儲かるコンテンツになり得るのか
NFT市場が拡大するなか、NFT収益化はより多様化することが期待されます。市場のリスクもあるため注意は必要ですが、収益化の方法が多様化すれば、今後もNFTは儲かるコンテンツになり得るでしょう。
これまでの枠にとらわれないNFT収益化の例として、「SYMBIOGENESIS(シンビオジェネシス)」が挙げられます。SYMBIOGENESISは、SQUARE ENIX(スクウェア・エニックス)が2022年11月に発表した同社初のNFTコレクティブルアートプロジェクトです。2023年3月には、SYMBIOGENESISのティザーサイトが公開されました。
SYMBIOGENESISは、1万点のNFTコレクティブルアートにゲームユーティリティを加えた、これまでにはないNFTエンターテイメントになっています。ゲームの遊び方は以下の2つです。
- メインストーリーやミッションを進めて全6章の物語をクリアする
- 浮遊大陸に隠されたアイテムを探し出すクエストをクリアする
ゲーム内アイテムはNFT化することも可能です。NFT化したアイテムはNFTマーケットプレイスで売買できるため、NFT売却により収益化できる仕組みになっています。
まとめ
NFTを活用した収益化を図るユーザーや企業が増えているなかで収益化を成功させるためには、所有欲を満たす価値の高いNFTを作成するなどの工夫が必要です。これまでの枠にとらわれない多様な収益化の方法を模索することで、今後もNFTは儲かるコンテンツになり得るでしょう。
今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。