NFTゲームが次々と登場。しかしそのNFTゲーム、信頼できるゲームでしょうか?

NFTゲームが次々と登場。しかしそのNFTゲーム、信頼できるゲームでしょうか?

ブロックチェーン技術を活用してつくられたNFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)ゲームには、唯一無二のアイテムを作り出せたり、複数のゲームでアイテムやキャラクターを利用できたり、サービスが終了しても所有しているNFTはゲーム外に持ち出せるといった特徴があります。

ただ最近では、NFTゲームの信頼性が問題視されています。この記事では、広く知られているNFTゲームの例と、NFTゲームが信頼性の高いものであるかどうかを見極めるポイントをご紹介します。

オンチェーンファンタジーゲームコンソールとは一体何?

ここでは、今後の開発・正式リリースが注目されているNFTゲームを見ていきましょう。ショート形式の動画共有サービス「Vine(ヴァイン)」の創始者の一人であるDom Hofmann氏は8月19日、新プロジェクト「Supdrive」を発表しました。Supdriveを発表したツイートでは、「オンチェーンファンタジーゲームコンソール」を今後リリースするとコメントしています。

Dom Hofmann氏が発表したツイート

オンチェーンファンタジーゲームコンソールについては、NFTがバーチャルカートリッジのような役割を果たし、パックマンやアステロイドのようなクラシックスタイルのゲームをプレイするビデオゲームコンソールであると説明しました。

同氏はこのプロジェクトのために設けたDiscordにて、「ゲームはバーチャルファームウェア上で動作するNFTになる」とコメントしています。ゲームコンソールの性能を向上させ、より高度なゲームを可能にすることも計画しているとのことです。

このプロジェクトにはメタゲームもあり、ユーザーはポケモンのような赤、緑、青のチームに分かれてプレイできるといいます。しかし、具体的にどのような仕組みになっているのか、それぞれのゲームが何本用意されているのか、価格はいくらになるのかなどの詳細はまだ発表されておらず、10月以降のリリースを目指しているとのことです。

NFTゲームが次々と登場している

上記のNFTゲームのほかにも、NFTゲームが次々と登場しています。ここでは、すでにリリースされている3つのNFTゲームを見ていきましょう。

日本最大級のブロックチェーンゲーム「Crypto Spells(クリプトスペルズ)」

Crypto Spells(クリプトスペルズ)は、ウォレット・イーサリアムなしで遊べるブロックチェーンカードゲーム。Crypto Games株式会社という日本企業が手掛けており、日本最大級のブロックチェーンゲームとして知られています。

出典:Crypto Spells公式サイト

クリプトスペルズでは、ゲーム内でNFTカードを入手でき、そのNFTカードをマーケットプレイスで販売することで利益が得られます。また、カード発行権を入手するとオリジナルのNFTカードを発行することも可能です。

育てた競走馬がNFTになるシミュレーションゲーム「Crypto Stakes(クリプトステークス)」

Crypto Stakes(クリプトステークス)は、育てた競走馬がNFTになるシミュレーションゲーム。ブロックチェーンのコンサルティング・アドバイザリー、分散元帳の実装・DApps開発などを行う合同会社バイビットが10月13日より、本格稼働を開始しています。

出典:合同会社バイビット

クリプトステークスでは、競走馬を配合・調教してレースでの勝利を目指し、育成した競走馬は引退後、NFT馬カードとしてユーザー間での売買が可能となり、NFT馬カードを使用してゲーム内での繁殖も行えます。ユーザー同士で対戦するレースは毎日開催され、ゲームをプレイしながらお金を手に入れるPlay to Earnとしても楽しめます。

NFT機能やウォレット連動に関しては、11月に実装予定とのこと。iOS、Android、Windows、MacOSに対応し、さらに英語と日本語の両方に対応しており、アイテムなどの購入などを除き基本的には無料でプレイできます。

モンスター育成NFTゲーム「Axie(アクシー)」

Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)は、アクシーと呼ばれるモンスターを育成し、育成したモンスターを使って戦うことができるゲーム。NFTゲームのなかでアクティブユーザー数やイーサリアム取引高が最も多いゲームとされています。

出典:Axie Infinity公式サイト

ゲーム内でのさまざまなアクションに伴い、アクシーインフィニティ内仮想通貨「SLP」や、アクシーインフィニティのガバナンストークン「AXS」を稼げます。アクションの例として、対戦に勝利したり、クエストをクリアしたりすることが挙げられます。

NFTの問題点も浮き彫りに

このようにNFTゲームが次々と登場するなかで、NFTの問題点も浮き彫りになってきています。最後に、ご自身の利用したいNFTゲームが信頼性の高いものなのかを見極める3つのポイントと、実際に何らかの理由で指摘を受けているNFTゲームの事例を見ていきましょう。

コピーされたアセットが勝手にNFT化される?

1つ目に、コピーされたアセットが勝手にNFT化されていないか確認する必要があります。著作権の侵害などで、そのNFTゲームが責任を負うことになり、運営が終了してしまう可能性があるからです。実際に、NFTゲーム「Girl Story」は、バンダイナムコエンターテインメント作品「アイドルマスター ミリオンライブ!シアターデイズ(通称、ミリシタ)」などからアセットを盗用しているのではないかと指摘されているようです。

たとえば、Girl Storyに登場する少女の衣装の形や色合い、リボンなどがミリシタのキャラクターに似ているとのこと。Girl Storyの公式Twitterアカウントのフォロワーは2021年10月時点で1万6,000人程いますが、利用を開始する際にはSNSのフォロワー数などだけでなく、コピーされたアセットをNFT化していないか十分に確認する必要があるでしょう。

運営終了後のNFTがきちんと売買可能なのか

2つ目に、ゲームの運営終了後にNFTがきちんと売買可能なのかも確認する必要があります。なぜなら、運営終了後にNFTが売買できなくなると、NFTへの投資額が無駄になってしまうからです。

実際に、ソーシャルゲームをブロックチェーンゲーム化したNFTゲーム「VenusScramble(ヴィーナススクランブル)」は、ユーザーからの指摘を受けているようです。このゲームは、2020年1月に株式会社ブループリントがリリースし、同年11月に運営会社がKarin the Innovation株式会社に移管されました。

ゲーム内に登場する女神の資産化を特徴としており、入手したデジタルアセットはユーザーに所有権があるため、サービスが終了した場合でも自身のウォレットに残り、OpenSeaなどのマーケットプレイスで取引できるとしています。しかし、twitterの更新は2021年4月にストップしてていることに加え、同年9月にはゲームが起動しなくなり、その後は復旧したもののNFTが売買できなくなってしまったユーザーもいるとのことです。

外部ウォレットに持ち出し可能なNFTゲームを選ぼう

3つ目に、外部ウォレットに持ち出し可能なNFTゲームを選ぶことが重要です。外部ウォレットに持ち出しできなければ、運営終了後にNFT取引ができなくなってしまうだけでなく、そのほかのゲーム内で利用することができないからです。NFTゲームを開始する前に、外部ウォレットに持ち出し可能なのか、きちんと確認しておく必要があるでしょう。

まとめ

数多くのNFTゲームが登場していますが、ゲームの信頼性が担保されていないがゆえに、損をしてしまう可能性もゼロではありません。投資目的でNFTを取り扱う場合は、ゲーム自体の面白さだけでなく、プレイヤー人口やユーザーからの評価、運営会社の情報などを調べ、信頼性の高いプラットフォームを見極めなければ、リスクもあるといえるでしょう。

今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。

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