サザビーズがNFT事業を強化、ますます盛り上がるNFT市場は巨万の富をもたらすのか

サザビーズがNFT事業を強化、ますます盛り上がるNFT市場は巨万の富をもたらすのか

老舗オークションハウスの米サザビーズが、NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)事業を強化しています。サザビーズではこれまでにもNFTが高値で取引されてきましたが、今回のNFT事業強化により、多くのユーザーに巨万の富をもたらすことになるのでしょうか。

この記事では、サザビーズでNFTが高値で落札された事例と、NFT事業強化の概要をご紹介します。

サザビーズが取り扱うNFTが次々と高値で落札されている

サザビーズでは、実際にどれほどの価格でNFTが取引されているのでしょうか。ここでは、高値で落札された3つの事例を見ていきましょう。

初のNFTセールで約19億円の売上高を記録

サザビースは4月、匿名のデジタルアーティストのPak氏と共同で、同社初となるNFTセール「The Fungible Collection」を開催しました。コレクションはNFTマーケットプレイス「Nifty Gateway」で販売され、3日間の売上高は1,680万ドル(約19億.1円)を達成したとのことです。

このセールで販売されたNFTの一つが、エディションが限定されていないオープンエディションの「The Cube」で、1個・5個・10個・1000個単位で購入できました。初日の売上は約990万ドル(約11億円)、2日目は約330万ドル(3.7億円)、3日目は約90万ドル(約1億円)だったということです。

老舗オークションハウスの米サザビーズが、NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)事業を強化しています。サザビーズではこれまでにもNFTが高値で取引されてきましたが、今回のNFT事業強化により、多くのユーザーに巨万の富をもたらすことになるのでしょうか。
The Cube(出典:Nifty Gateway公式サイト

そのほかに、一点物のNFT「The Switch」や「The Pixel」は、それぞれ144万4,444ドル(約1.6億円)と135万5,555ドル(約1.5億円)で落札されました。

CryptoPunksが史上最高値の約13億円で落札

デジタルアート作品シリーズであるCryptoPunks(クリプトパンクス)のNFT「CryptoPunk #7523」(別名「COVID Alien」)は、クリプトパンクス作品で史上最高値の1,180万ドル(約13億円)で落札されました。

「CryptoPunk #7523」が落札された際のツイート

「CryptoPunk #7523」は、サザビースが6月にオンラインで開催した、NFTブームを代表するアーティストの作品を集めるオークション「Natively Digital」で販売。このオークションでは、世界で初めてNFTをつくったとされるケビン・マッコイ氏の「Quantum(クォンタム)」や、国際的に活動するメディアアーティストである池田亮司氏の「A Single Number That Has 10,000,086 Digits」なども出品されていました。

クリプトパンクスは2021年のNFTブームよりも前に登場したNFTで、24×24ピクセルで作られた人や猿、ゾンビなどの絵文字がNFTとして登録されています。今回約13億円で落札された「CryptoPunk #7523」は医療用マスクを着用したエイリアンとなっており、エイリアンのキャラクターはクリプトパンクシリーズ1万体のなかでわずか9体しか存在しないため、高値で落札されたといわれています。

猿のNFTコレクションが約27億円で落札

9月には、101点の猿のイラストで構成されるNFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」が、2,440万ドル(約27.7億円)で落札されました。猿たちがイヤリングやネックレスなどのアクセサリーをつけているのが特徴で、落札者はNFTを所有するだけでなく、合計6つの猿のミュータントを生成できるようになります。

https://twitter.com/Sothebys/status/1435970840340860930?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1435970840340860930%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fforbesjapan.com%2Farticles%2Fdetail%2F43271
「Bored Ape Yacht Club」が落札された際のツイート

サザビース​​が「Bored Ape Yacht Club」を最初にリリースしたのは2021年4月で、当初の価格は約200ドルでした。その後、二次流通価格が1,000ドルを上回り、8月にはNBAスターのステフィン・カリー氏が18万ドルで購入。9月には2,440万ドルで落札され、この落札額は、サザビーズの予想価格1200万ドル〜1800万ドルを大きく上回る結果となりました。

サザビーズもNFT事業を強化

さまざまなコンテンツを取り扱うオークションハウスであるサザビーズも、NFT事業を強化しています。サザビーズは10月、NFTスタジオ「Mojito(モヒート)」への2,000万ドル(約23億円)のシードラウンド投資に参加しました。サザビーズが暗号資産関連の企業に出資するのは、今回が初めてとのことです。

モヒートは、NFTマーケットプレイスの構築や管理を手掛けるスタートアップで、その評価額は1億ドルといわれています。モヒートは新たな資金を、eBayやアマゾンのようなプラットフォームとは異なる機能を持ち、ブランドに特化したNFTマーケットプレイス拡大に向けてのパートナーシップの獲得に使用するとしています。

サザビーズ独自のNFTマーケットプレイスを立ち上げ

企業に出資するだけでなく、サザビーズ独自のNFTマーケットプレイス「サザビーズ・メタバース」を立ち上げることでもNFT事業を強化しているようです。サザビーズ・メタバースの立ち上げに伴い、新たなオークション「Natively Digital 1.2: The Collectors」を10月26日まで開催しました。

これは、6月に開催したオークション「Natively Digital」の第2弾と位置づけられており、パリス・ヒルトンやAOI、スティーブ・アオキなどの19人の著名なコレクターが所有する53作品が出品されていました。

若手アーティストを支援する非営利団体「Sevens Foundation」

サザビーズは、6月に開催したオークション「Natively Digital」の販売収益の一部を、メディアで制作活動を行う若手アーティストを支援する非営利団体「Sevens Foundation」に寄付すると公表していました。

Sevens Foundationでは新進気鋭のアーティストにスポットライトを当て、ユニークで革新的な提携のためのツールを提供することでアーティストを支援しています。このようにサザビーズは、NFT事業を通じて若手アーティストを支援する動きも見せています。

まとめ

これまでにもNFTが高値で取引されてきたサザビースがNFT事業を強化することで、今後ますます多くのNFTが取引され、ユーザーに巨万の富をもたらす可能性もあります。また、若手アーティストを支援する団体への寄付もしていることから、既存の有名アーティストだけでなく、若手アーティストがNFT市場に参入するための道も切り開いてくれているといえるでしょう。

今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。

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