TikTokが独自NFTを準備?月間アクティブユーザー数10億人のTikTokはNFTの巨大市場になりえるのか

TikTokが独自NFTを準備?月間アクティブユーザー数10億人のTikTokはNFTの巨大市場になりえるのか

2021年に入ってからNFT(Non Fungible Token、非代替性トークン)の人気が爆発的に高まり、多くの企業がNFT市場に参入しています。そして、ついに巨大プラットフォームのTikTok(ティックトック)がNFT事業を始動する動きを見せています。

この記事では、TikTokが準備している独自NFTや、TikTokがNFT市場に参入することでどのような未来が想定されるのかをご紹介します。

TikTokのトップクリエイターの独自NFT

TikTokは今回、トップクリエイターのコンテンツを活用した独自NFTを用意しているようです。トップクリエイターとして、Lil Nas X(リル・ナズ・X)氏、Bella Poarch(ベラ・ポールチ)氏、Grimes(グリムズ)氏、Gary Vaynerchuk(ゲイリー・ヴェイナチャック)氏、Rudy Willingham(ルディ・ウィリンガム)氏などの名前が上がっています。

TikTokによると、独自NFTはイーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューションである「イミュータブル・エックス(Immutable X)」を活用した専用サイトに出品するとのこと。このサイトにNFTを出品することで、取引において100%カーボンニュートラルを達成し、ブロックチェーンのエネルギー問題を回避できるとしています。

デジタルデータであれば何でもNFTにできる

NFTマーケットプレイスでは、デジタルアートやデジタルトレーディングカードのNFTが多く取引されていることから、ショートムービープラットフォームであるTikTokがどのような形でNFT市場に参入していくのか、疑問に感じる方もいるかもしれません。

ただ、デジタルデータであれば基本的には何でもNFTにできます。ここでは、TikTokとの関係性が深い「映像コンテンツ」と「ダンス」の2つに着目し、この2つを活用したNFTについて見ていきましょう。

映像コンテンツの視聴権を販売

1つ目は、映像コンテンツの視聴権をNFTとして販売するというものです。TikTokではありませんが、この取り組みはすでに実施されており、電子チケットサービス「ZAIKO」を運営するZAIKOは2021年3月、電子チケットのNFTを発行・販売できるサービス「Digitama」を開始しました。

(出典:Digitama公式サイト)

Digitamaでは、アーティストやクリエイターが、オンラインライブ映像の視聴権などをNFT化して販売できます。そして、もし購入者が転売してもアーティストが収益を得られる仕組みになっているとのことです。

ダンスの振付をNFTとして販売

2つ目は、ダンスの振付をNFTとして販売するというものです。この取り組みはまだ実現には至っていませんが、ダンス業界ではこれまでに、ダンスアーティスト「Miyu」によるダンスパフォーマンスアート「FREEDOM」がNFTとして販売されました。Miyu氏は、世界最高峰のバトル大会で優勝したり、Instagramで公開した動画が230万回以上再生されたりするなど、国内外で活躍するダンスアーティストです。

ダンスパフォーマンスアート「FREEDOM」(出典:株式会社ODORIBA

その後は、ダンスの振付をNFTとして販売することも検討されているようです。ダンサーの作品や振り付けには、現時点では音楽などとは異なり著作権がなく、収益化が難しいという特徴がありました。

そこで、所有権を証明できるNFTを活用することで、収益化につながるのではないかと考えられているのです。ダンスの振付をNFTとして販売できるようになれば、TikTokに投稿したダンスが話題になり多くの人に踊ってもらうことで、投稿したユーザーに収益が還元されるようになるかもしれません。

巨大プラットフォームからNFTは生まれるのか

それでは、巨大プラットフォームであるTikTokからNFTが生まれることになるのでしょうか。ここでは、そもそもTikTokがどれほどの規模のプラットフォームなのか、今後NFTが取引されるようになったらどのような未来が想定されるのかを見ていきましょう。

月間アクティブユーザー数は10億人

TikTokの月間アクティブユーザー数が10億人を超えたことが、2021年9月に公表されています。2020年7月の時点では、ユーザー数は6億8,900万人以上で、アメリカでは1億人以上でした。その後コロナ禍で人気が急激に高まり、パンデミックが始まってすぐにアプリのダウンロード件数が20億件を超え、ユーザー数も10億人を超えたということです。

NFTが爆発的に増加して価値が下がる?

2021年に入ってから多くのNFTマーケットプレイスが誕生してきましたが、NFTを専門に取り扱うマーケットプレイスが多いのが現状です。そのため、NFTに対して「コレクターや暗号資産保有者など、一部の人の間だけで取引されるもの」というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、これだけ多くのユーザー数を有するTikTokがNFT市場に参入することで、取引されるNFTが爆発的に増加し、NFTの価値が下がるという予想もできるでしょう。

まだまだハードルが高いNFTの発行

NFT取引における懸念事項の一つが、NFT発行のハードルがまだまだ高いということです。NFT発行には専用サービスを使う必要があったり、NFTの発行手数料がかかるサービスも多いからです。

TikTokが進めているNFT事業では、NFTがどのように発行されるのかといった詳細はまだ明らかにされていません。既存サービスと比べてTikTokでのNFT発行の手間がかからなかったり、手数料無料で利用できたりすれば、NFT増加に伴いその価値が下がるかどうかは別として、NFT取引がより身近なものになっていくかもしれません。

まとめ

ついに、巨大プラットフォームのTikTokがNFT事業を始動する動きを見せています。一部のトップクリエイターのNFTだけでなく、一般のTikTokユーザーがNFTを取引できるようになる日が来るのか、今後の動向に注目です!

今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。

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