(当記事は2021年12月31日に作成されました。)
2021年はNFTが非常に注目を集め、今年の流行語大賞にもノミネートされるくらい国内でも一定の注目を集めていたと思います。
筆者としても、夏ごろに初めてアクシーインフィニティというNFTゲームに触れたことでNFTを知ることになりました。
こうして、NFTのブログを書くことになるとは思ってもいなかったですが、人の縁によってこうして色々な記事を書かせてもらっていることに感謝しています。
2021年も大晦日ということで、今回は年間でのNFT売り上げ量(ETH取引量をドル表記)をランキングにしていきます。
- 1. 1位 Axie Infinity (アクシーインフィニティ)
- 2. 2位 CryptoPunks(クリプトパンクス)
- 3. 3位 Art Blocks
- 4. 4位 Bored Ape Yacht Club
- 5. 5位 NBA Top Shot
- 6. 6位 Mutant Ape Yacht Club
- 7. 7位 The Sandbox(サンドボックス)
- 8. 8位 Loot
- 9. 9位 Meebits
- 10. 10位 COOL CATS
- 11. 11位 CrypToadz
- 12. 12位 CloneX
- 13. 13位 Parallel Alpha(パラレルアルファ)
- 14. 14位 Farmers World(ファーマーズワールド)
- 15. 15位 Sorare (ソラーレ)
- 16. 2021年NFT売り上げまとめ
1位 Axie Infinity (アクシーインフィニティ)
➡ 年間売り上げ $3,795,543,923
アクシーというかわいらしいモンスターを戦わせて仮想通貨SLPやAXSを増やす世界で一番ユーザの多いNFTゲームです。
当サイトでもアクシーインフィニティの始め方や攻略についてなどお得な情報の記事を掲載していますので興味のある方は見てみてください。
始め方など詳しくはこちらから ↓
Axie Infinity (アクシーインフィニティ) の関連記事も多数掲載しています ↓
https://nft-guide.jp/tag/axie-infinity/
2位 CryptoPunks(クリプトパンクス)
➡ 年間売り上げ $1,849,097,219
2017年にMatt Hall氏とJohn Watkinson氏が設立した「Larva Labs」により発表されて以来、最古のNFTとして現在では一つあたり、平均して20万ドル以上の高値を付けています。
NFTに興味のある人は一度は見かけたこともあるかもしれません。24✕24ピクセルのデジタルキャラクター画像が
10,000個存在しており、それぞれがユニークなものとなっています。
各パーツの組み合わせからより希少価値が高いパンク(絵文字)が取引されています。
3位 Art Blocks
➡ 年間売り上げ $1,139,377,067
NFTアート作品を生成して、販売するためのサービスです。こちらで制作された「Ringers#879」というタイトルのNFTは約6億円で購入されたことで話題になりました。
アーティストがデジタル上の作品を価値にでき、ユーザはそれを購入できます。
4位 Bored Ape Yacht Club
➡ 年間売り上げ $949,161,515
退屈な猿(Bored Ape)」が登場する10,000個のNFTアートコレクション。約3億3000万円にて売却したこともあります。
各画像は、最大170通りの特徴の組み合わせから生成されたカートゥーンの猿のポートレート写真です。
多くの著名人や企業もアイコンにするなど世界中で注目されています。
5位 NBA Top Shot
➡ 年間売り上げ $826,429,169
2020年にβ版のサービスが開始されたNBA(National Basketball Association)プレイヤーたちの名プレーをテーマにしたカードをコレクションするトレーディングカードゲームです。
日本でも注目されています。
NBA公認のサービスであり、メールアドレスがあればだれでも気軽に始めることができます。
レアリティが高い者や、momentsと呼ばれる選手の映像を切り取ったものは高額な値段で取引されています。
6位 Mutant Ape Yacht Club
➡ 年間売り上げ $561,675,621
猿のアートNFT( Bored Ape Yacht Club )と同様ですが、デザインがとがっています。ミュータントタイプいわれる「Bored Ape Yacht Club」の派生作品です。
通称MAYCは、既存のBored Apeに「MUTANT SERUM(血清のようなもの)」というNFTを投与することで作成するか、パブリック・セールで手に入れることができるミュータントバージョンのBored Apeです。
7位 The Sandbox(サンドボックス)
➡ 年間売り上げ $276,819,114
メタバース(仮想空間)を使ったNFTゲームです。
サービス内で、あらかじめ領土の決められた土地(LAND)を所有したり、ゲーム内で得られるSANDという仮想通貨を売買できます。
マイクラのようなものだと考えるとイメージしやすそうです。
日本のNFT取引所であるコインチェックNFTでも販売がされています。
The sandboxについて、始め方など詳しい解説の記事はこちらをご参照ください。↓
8位 Loot
➡ 年間売り上げ $268,636,013
NFT Lootは6秒動画のVIneの創設者であるDom Hofmann氏によりローンチされました。サービスの大半を占める部分をDom Hofmann氏が作成することはなく、賛同した人々が作り上げていく流れにあります。
8月27日に立ち上げられた、RPGスタイルの冒険アイテムが入った8,000個のユニークな「bag」からなるNFTプロジェクトです。
9位 Meebits
➡ 年間売り上げ $250,327,355
メタバース上で利用できるNFTの3Dキャラクターです。
NFTゲームやほかのアニメーションソフトにインポートすることも可能です。
Meebitsのキャラクターはそれぞれ「Meebitsタイプ」と「属性」が異なります。タイプや属性によって発行数に大きな差があり、発行数が少ない(=希少価値が高い)キャラクターほど販売価格が高額です。
10位 COOL CATS
➡ 年間売り上げ $210,435,476
かわいらしい猫のNFTアートコレクションです。
2021年7月1日に販売され、9,999体のcoolcatが生まれました。手書きのようにみえ、30万特性からジェネレートされたデザインとなっています。
2021年7月に元プロボクサーのマイクタイソンが自身のツイッターのアイコンにしたことで大きく話題になりました。
11位 CrypToadz
➡ 年間売り上げ $189,819,326
新しいNFTプロジェクトです。「nonce」の作者が企画、メンバー8人のうち多くがCryptoPunkの所有者です。
ピクセルベースのヒキガエルのアバターが現在約12ETHで販売されているようです。
12位 CloneX
➡ 年間売り上げ $183,004,196
ナイキが買収したNFTのアート集団「RTFTK(アーティファクト)」が手掛けて、日本のアーティスト村上隆氏をコラボして作成されたNFTアートコレクション。
11/18に10000万個、後日追加され合計20000個のアバター型のNFTとなっています。当初の販売価格は0.05ETHでした。
ナイキの買収発表で大きな取引量を示しました。
13位 Parallel Alpha(パラレルアルファ)
➡ 年間売り上げ $175,536,902
NFTカードゲームです。人類が宇宙から脱出するというファンタジー系ストーリーをベースにしています。
「Masterpiece(マスターピース)」と呼ばれるカードの1つは、110万ドル(約1億2500万円)相当のイーサリアム暗号資産で販売されたようです。
こうしたデジタルのカードとNFTとの相性はよさそうですね。
14位 Farmers World(ファーマーズワールド)
➡ 年間売り上げ $169,735,113
農場を舞台にしたNFTゲームです。ゲーム内でマイニング、育成、建物の建設、作物を育てるなどして稼ぐことのできるゲームです。
15位 Sorare (ソラーレ)
公式HP https://sorare.com
➡ 年間売り上げ $166,329,183
実際に存在するサッカー選手のカードを使用したサッカーゲームです。 現実のサッカーの試合の戦績がゲームのスコアに反映されます。 ゲーム内の好成績のプレイヤーは仮想通貨が与えられれます。
サッカーファンから注目されているNFTゲームです。日本でもコインチェックNFTでカードの販売がされています。
2021年NFT売り上げまとめ
2021年はNFTが爆発的に流行しました。NFT元年といえる年であったと思います。
これまでデジタル資産は一意なものでないため、複製や二次利用が横行していました。今後はNFTによってそうした問題が解消されていくかもしれません。
NFTゲームのアクシーインフィニティが一位
NFTゲームとしては、ポケモンのようなかわいらしい絵柄とカードゲームのような戦略が特徴的な「アクシーインフィニティ」が1位となりました。
売り上げは$3,795,543,923と2位のクリフトパンクスの倍以上となっています。
筆者自身もプレイしてみて、多数記事をかきました。ゲームとしても普通に面白いものです。
アクシーインフィニティ内でSLPという仮想通貨を稼ぐことはもちろん、ブリードをしてアクシーを売ったり、対戦をしてシーズンごとにランキングで報酬もあったりと様々な稼ぎ方ができます。
ゲームはNFTとは親和性が高く、来年はメタバースを使ったNFTゲームが流行するのではないかと考えています。
クリフトパンクス、 Bored Ape Yacht Club などNFTアートコレクションが大頭
8月にはクリプトパンクスの月の販売額は8600万ドル(約94億円)を達成しました。
このことは多くのネットニュースで取り上げられ、夏ごろからNFTへの注目が一気に集まりました。
10月には人気シリーズ「Bored Ape Yacht Club (BAYC)」のNFTが696.969ETH(約3億3000万円)で売却されました。
この クリフトパンクスと Bored Ape Yacht Club などNFTアートコレクションはNFT界の中心にいて、毎月のように最高落札額が更新されています。
このNFTアートコレクションを真似たNFTも多数出てはいますが、いまだにこのシリーズを超えるようなNFTは出てきていません。
クリプトパンクスは最古のNFTコレクションとも言われています。そのため今後もクリプトパンクスが持つ価値は持続していきそうです。
Bored Ape Yacht Club では退屈した猿のテーマとなっていて、仮想通貨バブルで大金を稼いだ人々を比喩したような作品となっています。
こちらが独自のコミュニティ形成が特徴的であり、この猿シリーズは様々な作品へと派生しています。
アディダスとのコラボも発表されました。猿シリーズは来年も増え続け、NFT界の中心となるでしょう。
NFTが仮想通貨のように、投機的な形で利用されるものになるのか、はたまたインターネットが抱える問題を救う救世主となるのかは、現段階でわかりません。
ですが、ゲーム、アート、音楽、コミュニティと様々なジャンルへの可能性を秘めているNFTは来年も更なる勢いをつけていきそうです。
さわかぜ