遊びながらお金を稼げることから注目を集めているNFTゲーム。この記事では、NFTゲームでの収益化の方法や、NFTゲーム業界の未来展望などを解説します。
NFTゲームでの収益化の方法と戦略
NFTゲームで収益化する方法は、ゲームごとに異なります。
ここでは、ゲーム外のNFTと関連性を持たせることで、収益化を可能にしているNFTゲームの事例を見ていきましょう。
ゲーム外のNFTとの関連性
株式会社アンリーシュドは10月17日、野菜を育てて収穫し、農場を広げていくブロックチェーンゲーム「New Farmtier(ニューファームティア)」を発表しました。
2024年上旬のグローバルリリースを目指し、開発を進めているとのことです。
New Farmtierは、ゲーム外で任意のNFTを入手するとゲームが進行する「Collect NFT and Earn」システムを備えています。
提携しているプロジェクトのものか、一次流通か二次流通かなどの条件にかかわらず、ゲーム外で好きなNFTを入手することによって、ゲーム内で使えるアイテムが付与されます。
このアイテムを使いゲームを進めていくと、最終的にゲーム内通貨「Farm coin」が手に入ります。
Farm coinは、NFTとして外部のマーケットプレイスで売買出来るようになる予定です。
このように、ゲーム外のNFTと連携させて稼げる仕組みを取り入れているNFTゲームも存在します。
プレイして稼ぐ可能性を追求する
ここでは、ゲームをプレイして稼ぐ可能性について追求していきましょう。
NFTの売買
多くのNFTゲームでは、ゲーム内で手に入れたアイテムやキャラクターをNFTとして売買することで収益化できる仕組みを取り入れています。
ゲーム内で手に入れたコンテンツだけでなく、自分で作成したアイテムやキャラクターをNFTとして売買し、収益化できるNFTゲームも存在します。
出金手数料の問題
NFTゲームを通じた収益化に魅力を感じる方は多いですが、出金手数料の問題も話題となっています。
その事例を見ていきましょう。
株式会社BLOCKSMITH&Co.と株式会社Thirdverseを中心とする企業グループは2023年1月、サッカー漫画「キャプテン翼」のIPを活用したブロックチェーンゲーム『キャプテン翼 -RIVALS-』をリリースしました。
『キャプテン翼 -RIVALS-』では、原作『キャプテン翼』に実際に登場する選手たちをNFTで育成し、他のプレイヤーと対戦できます。
対戦する中で、ライバルピースというものを奪ってライバルカードを完成させることで、報酬を得られる仕組みです。
人気漫画のIPを活用したゲームということで注目を集めていますが、その出金手数料は獲得報酬の50%と、かなり高くなっています。
現時点では出金手数料に関する規制などはなく、このように高い手数料がかかるゲームもある状況です。
NFTゲーム業界の未来展望
NFTゲームはさまざまなジャンルで活用されており、今後はeスポーツで活用される可能性もあります。
eスポーツへの参加
NFTゲーム「PROJECT XENO」を開発したCROOZ Blockchain Lab株式会社は10月16日、一般社団法人日本eスポーツ連合に正会員として加盟したことを発表しました。
CROOZ Blockchain Labは、ブロックチェーンゲームの企画・開発・運用を行う企業。
2023年5月に、第1弾ゲームとして「PROJECT XENO」をリリースしました。PROJECT XENOでは3体のキャラクターに、それぞれ4枚のスキルカード・ウェポン・チャームを組み合わせ、世界中のプレイヤーと戦略バトルを楽しめます。
また、eスポーツを意識したゲームとなっており、2023年10月には全国eスポーツ大会「ヒカルカップ」を開催。賞金総額は2000万円で、決勝戦にはアンバサダーのヒカルさんをはじめ、著名なプロゲーマーやYouTuberも参加するなど、大きな盛り上がりを見せています。
NFTゲームを開発する企業がeスポーツに参加連合に参加したことから、今後eスポーツを活用したNFTゲームが増えていくことも予想されます。
まとめ
NFTゲームには出金手数料などの懸念もあるものの、ゲーム内で獲得したアイテムやキャラクターを通じて収益化できることで、注目を集めています。
最近では、ゲーム外のNFTと連携させて収益化を可能にしたNFTゲームなども存在していることから、今後さまざまな収益化の方法が登場するかもしいれません。
今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。