メタバースが新たな不動産資産になるかもしれない。NFT関連で高騰するデジタル上の土地を解説

メタバースが新たな不動産資産になるかもしれない。NFT関連で高騰するデジタル上の土地を解説

旧Fecebookが社名をMeta(メタ)に変更したこともあり、急速に注目を集めた「メタバース」。最近では、メタバースに存在する土地の取引が活発になっています。この記事では、メタバースの土地が高額で取引された事例や、メタバースとNFTの関連についてご紹介します。

メタバースの土地を売買すると儲かるのか

ここでは、そもそもメタバースの土地とはどのようなものなのか、そしてどれほど儲かるのかに迫っていきましょう。

メタバースの土地とはなにか?

メタバースの土地とは、インターネット上で広がる3次元の仮想空間であるメタバースで自由に使える場所を指します。土地の概念がないメタバースも存在し、こうしたメタバースでは、ユーザー同士で自由に交流したり、建物を建築したりして楽しめます。一方で土地の概念があるメタバースでは、土地を所有していないと、基本的には自分の建物を建築することができません。

メタバースの土地が売買された事例

2021年12月、メタバースに特化したアメリカの仮想不動産デベロッパー「リパブリック・レルム(Republic Realm)」が、「The Sandbox」の土地を430万ドル(約5億円)で購入したことが話題になりました。

The Sandboxとは、ユーザーがメタバース上で、アバターや建物などを作成して遊べる仮想空間ゲーム。これまでに全世界で4,000万ダウンロードを突破している人気ゲームです。The Sandboxの土地は「LAND」と呼ばれ、ゲームを始めるうえで必要なアイテムとなっています。

また同年12月には、暗号通貨取引所のコインチェックは、メタバースの土地をNFTとして374個販売することを発表。同社が販売するのもThe Sandboxの土地「LAND」で、価格は3.2ETHです。

出典:Coincheck

遊ぶだけじゃない、メタバースは大きなビジネスチャンスになる

上記のようなメタバースの土地の取引が急激に増えています。Dapps(分散型アプリ)のランキングが見られるサイトを運営するDappRadarによると、4つのブロックチェーンベースのメタバースプロジェクトで、2021年11月22日から28日の1週間の間、土地のNFTの取引高が合計1億580万ドル以上(約121億円)に急成長したということです。

4つのメタバースプロジェクトは、The SandboxやDecentraland、CryptoVoxels、Somnium Spaceで、トレーダーは6,000人と報じられています。このように取引金額も高くなっていることから、メタバースは遊ぶだけではなく大きなビジネスチャンスになると考えられているのです。

メタバースとNFTはセットで開発する必要がある

メタバースにおける土地利用の可能性をさらに広げるべく、メタバースとNFTはセットで開発する必要があると考えられています。

メタバースでは現在、ゲーム内のアイテムをNFTとして売買できるようにすることで、収益化につながるサービスが誕生しています。ただ、最近ではアイテムだけでなく土地もNFTとして取引できるようになっているため、ユーザーのさらなる収益化につながっています。加えて、土地を購入した後に売却する二次取引ができるサービスが増えれば、メタバース内の経済活動はより活発になるでしょう。

まとめ

メタバースの土地が高額で売買されるケースは珍しくなく、最近ではメタバース全体における土地の取引高も急激に伸びてきています。さらに今後1年〜1年半ほどで、地価が200倍になる可能性も示唆されているほどです。地価がどれほどまで上がっていくのか、そして土地の取引がどれほど活発になっていくのか、今後の動向に注目です!

今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。

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