NFTを活用した次世代メタバース上に、グローバル文化都市「メタトーキョー」を創り出すプロジェクトとは?

NFTを活用した次世代メタバース上に、グローバル文化都市「メタトーキョー」を創り出すプロジェクトとは?

「メタトーキョー」とは、アソビシステム株式会社、ParadeALL株式会社、Fraction Ventures株式会社の3社が共同して創り出すメタバース計画です。3D空間に構築される新たな都市内で、日本や世界のクリエイター達やパートナー企業と連携して事業展開を行うという世界発のプロジェクトですが、メタトーキョーとは何なのでしょうか?

「メタトーキョー」プロジェクト始動!

メタバース計画で実現する『メタトーキョー』を『デジタル上の文化都市』として位置づけ、「NFTを活用しての日本から全世界へのデジタル文化輸出」、「グローバル・クリエイター・エコノミーをWeb3.0で実現する」といったことを掲げています。

新型コロナウイルス禍で様々な経済活動が停滞しているさなか、デジタルなものの価値が見直されるようになってきています。その時代背景にあって、NFTという「デジタルなものに唯一無二の価値をつける」という新技術はガッチリとはまりました。そのNFTを多くの人々が世界に輸出できる「場」を、みんなで作り出そうというのがメタトーキョー構想です。

メタバースとは?デジタル世界のもう一つ世界

 メタバースとは一度に多人数が参加でき、参加者がその中で自由に行動・交流できることが特徴の、ネット上の3D仮想空間のことです。1992年、米国の作家ニール・スティーヴンスンがあらわした『スノウ・クラッシュ』というSF小説の作品中に出てくる仮想空間の名前から誕生した言葉です。メタバースの中で活動するための利用者の分身的キャラクターのことを「アバター」と呼びます。

これらは一昔前はSFの物語――たとえば1999年の大ヒット映画『マトリックス』――にしか登場しなかった世界観であり、これまでの世界(ユニバース:universe)を超えた(メタ:meta)世界を構築することから、メタバースと呼ばれているのです。

SNSとは全く異なるメタバース

 アバターを作って交流できる、というだけならSNSで自分の顔画像をイラストにするだけでもあてはまりますね。しかしこれは3D空間ではありません。識別のための普通のイラストです。

また、多人数がキャラクターを3D空間で動かすだけなら、すでに『PUBG』『荒野行動』のようなFPSゲームなどで実現されています。ですがこれもゲーム運営がゲームのために造ったキャラクターを動かし、プレイングとして想定された活動をするだけです。

 これらに対して、参加する個人・企業が主体的にクリエイトしたアバターが、3D空間の中で自由な活動を行う。こうした、参加者各人の主体性を重視したネット空間のことを「Web3.0」と呼びます。個人がデータの「主権者」として活躍できるところから「自己主権型Web」とも呼ばれます。

ディセントラランドの中の都市「メタトーキョー」

「メタトーキョー」は、仮想空間の中に建設される、ひとつの文化都市です。メタトーキョーしかない仮想空間ではなく、メタトーキョーがより大きなメタバースの中に建設されます。メタトーキョーがある世界とはどこなのか? それはイーサリアムを用いて構築された仮想空間「ディセントラランド」です。

 イーサリアムは仮想通貨の一種として知られていますが、その内部に他のプログラムを組み込むことに適した作りになっており、ブロックチェーン技術を用いた様々なシステムの母体となっていることでも有名です。

 ディセントラランドもそのひとつで、ブロックチェーンとVR技術をコラボさせて、仮想空間上に自由に施設を建設し、その不動産を売買できるようになっています。2021年6月、このディセントラランドの「仮想不動産」が91万ドル以上の史上最高値で売買されたことがニュースになりました。

 その中に経済活動の一大拠点を建築してしまおうというのが、この「メタトーキョー」プロジェクトです。

まとめ

 メタトーキョーの中に建築され、あるいは住人(参加者)が作り出すデジタルな文化財は、NFTによって売買されるので唯一無二の価値を持つことができます。

 メタトーキョー・プロジェクトは始まったばかりです。

その仮想空間内のエリアを開発し、その文化輸出を行うパートナーを募集するため、プロジェクトを推進する3者は共同窓口を設けています。

今後もこちらでは、NFT関連の役立つ情報をお届けしていきます。NFTや暗号資産など、ブロックチェーン技術にご興味のある方は当社に是非ご連絡ください。

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